ファンに捧げる数量限定のシングルモルト「アードベッグ ブラック」|MHD
LOUNGE / EAT
2020年6月10日

ファンに捧げる数量限定のシングルモルト「アードベッグ ブラック」|MHD

MHD|モエ ヘネシー ディアジオ

ニュージーランド産ピノ ノワールの赤ワイン樽を初めて使用

MHD モエ ヘネシー ディアジオは、1815年にスコットランドのアイラ島で生まれたシングルモルトウイスキー・アードベッグのファンに捧げる、黒い羊をイメージした真っ黒なボトルが際立つ「アードベッグ ブラック」を、2020年5月30日(土)より数量限定でリリースした。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

ブラックのラベルデザインが際立つ、ピーティさマックスの限定ボトル

1815年にスコットランドの小さな島、アイラ島で誕生した世界で最もピーティ(泥炭による独特の香り)でスモーキーなシングルモルト「アードベッグ」。型にはまらない、強烈な個性を持つ究極のアイラ・モルトとして、世界中のウイスキーファンから愛される存在だ。
アイラ島では毎年5月から6月にかけて、ウイスキーの祭典「アイラ・ウイスキー・フェスティバル(Islay Festival / Feis Ile)」が開催される。期間中は日替わりで各蒸留所の「オープン・デー」が開かれ、熱心なモルトファンが現地でしか購入できない限定製品を求めて蒸留所を訪れる。そして「オープン・デー」の最終日を飾るのがアードベッグだ。この日を「アードベッグ・デー」と定め、毎年ファンとこの日を祝う限定品が登場する。
200年以上の長い歴史の中で、数々の困難や閉鎖の危機を乗り越えてきたアードベッグ蒸留所は、その都度ファンによって支えられてきた。その門戸が二度と閉じられることのないように、との思いで2000年に発足したアードベッグファンが集う「アードベッグ コミッティー」は、現在では世界で12万人を超えるという。そんなファンたちをイメージして、黒い羊のように型にはまらない個性を持ち続けるアードベッグファンを讃える1本が誕生した。この限定品では、アードベッグでは初となるニュージーランド産ピノ ノワールの赤ワインの樽が使用された。
香りは、ベリー系のフルーツ、杉の木、シガーの箱、スモーキーなジャムのタルト、オーク樽のタンニン、トリュフのアロマなどが魅力的に入り混じる。加水すると、ビターチェリーの濃厚な果実香や塩の香りが開き、芳しいスミレの香りへと変化する。味わいは、ベルベットのようになめらかな口当たり。塩味と甘味、アニスと煤、といった対照的なフレーバー、そしてチェリー、イチゴといった夏の果実、ダークチョコレート、ビターチェリー、アーモンドの豊かな風味が複雑に調和し、煤っぽいスモーキーな余韻が長く続く。
アイラ島とニュージーランドは人口よりも羊の頭数が非常に多い(約7倍)など多くの共通点を持ち、ニュージーランドに生息する黒い羊と黒ブドウをイメージしたアードベッグ史上初の真っ黒なボトルは、これまでの限定品とは一線を画す雰囲気を醸し出している。本年のアードベッグ・デーは、残念ながらCOVID-19パンデミックの影響により中止となったが、自宅でアイラ島に思いを馳せながら、ファンを讃えるために作られたシングルモルトウイスキーを楽しむ時間を過ごしたい。
アードベッグ ブラック
容量|700ml
アルコール度数|46度
価格|1万5180円(税込)
問い合わせ先

MHD モエ ヘネシー ディアジオ
Tel.03-5217-9731
http://www.ardbegjapan.com/ardbegday/

                      
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