EAT｜原料にこだわり抜いたドイツビール「フレンスブルガー」樽生

EAT｜原料にこだわり抜いたビールファン待望の季節ビール！

ドイツビール「フレンスブルガー・スプリングボック」樽生

「ビールは麦芽、ホップ、水、酵母だけで作ること」―― 1516年4月23日に制定されたドイツ（当時のバイエルン公国）のビール純粋令は後世まで守られ、ドイツの醸造家は、いまでもこの法律に則ったビールを作りつづけている。ドイツの老舗ビールブランド「フレンスブルガー」もその一つ。「スプリングボック」はドイツ現地でもボトルのみの取り扱いだが、日本の輸入代理店ザート・トレーディングのために、特注品として樽生ビールを製造。4月26日（土）より直営レストランで販売する。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

原料のうまみをそのまま味わえるのがドイツビールの醍醐味

ホップの苦み、麦芽の甘さ、酵母によるフレーバー、そして水。ドイツ直輸入だからこそ味わえる個性あふれるビール。とくに今回、樽生でサービスされるフレンスブルガー・スプリングボックは、アルコール度数6.9％と心地良いアルコールの強さで、アロマホップのみを使用した爽やかなホップの苦味と香りが楽しめる。

「Flensburger Frühlingsbock（フレンスブルガー・スプリングボック）」の“ボック”とは、アルコール度数の高いビールの総称。深くコクのある味わいが特徴だが、昔は冷蔵設備がなかったため、秋に収穫された麦を使って、冬のあいだだけビールを仕込んでいたという。ボックのような味わい深いビールは、味を落ち着かせるために長期間の熟成が必要で、その期間を経てビールがおいしくなるのが、春（スプリング）真っただ中の5月ごろであったことから、「スプリングボック」は生まれ、飲まれるようになった。

なお、今年2月にアイルランドの首都ダブリンで開催された国際クラフトビールのコンテストで、フレンスブルガー・スプリングボックは「Silver Award（銀賞）」を受賞している。

＜取り扱いレストラン一覧＞

「フランツィスカーナーバー＆グリル御茶ノ水」
東京都千代田区神田駿河台3-1
Tel. 03-5283-6846

地下に秘密めいた大型ワインセラーも完備した3階建ての本格ドイツレストラン。いままでのドイツ料理の枠を超えた、新感覚の創作ドイツ料理「ノイエキュッへ」が定番メニュー。さまざまな用途に使える大人のレストランだ。

「レーゼンヴァルト表参道ヒルズ」
東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館地下3F
Tel. 03-5775-1941

表参道ヒルズの地下3階にあるドイツ版“薬膳”レストラン。中世薬草学の祖、聖女ヒルデガルトに学び、独自に表現したドイツの自然派料理。万能の穀物、ディンケル小麦（古代麦）や、ハーブ・スパイスを四季折々の旬の素材とともにたっぷり楽しめる。ドリンクはドイツ直輸入のプレミアムビール、ソムリエ厳選のドイツワインをはじめ、女性に人気のハーブティーをベースにしたハーブカクテルやフレッシュフルーツカクテルなどをラインナップ。