EAT｜青山「ブノワ」開店10周年の特別企画「ジェーム・ラ・フランス」を全4回で開催

EAT｜6月11日（木）には料理研究家の大森由紀子さんが “南西地方” を語る

青山「ブノワ」開店10周年の特別企画「ジェーム・ラ・フランス」を開催

今年、オープン10周年を迎える青山のビストロ「ブノワ」が、レストランのコンセプトでもある “本場フランスの味を、フランスを感じる空間で楽しむ” ことをアピールする10周年企画「J’aime la France（ジェーム・ラ・フランス）～アラン・デュカスの美味しいフランスめぐり～」を6月から4回にわたり開催。フランス南西地方、ブルゴーニュ地方、パリ、プロヴァンス地方の4つをテーマに、アラン・デュカスが作り手や味わいに惚れ込んだ、こだわりの食材を紹介する。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

フランスの大地の豊潤さを体感できる全4回

1912年にパリにオープンし、100年以上が経つ現在も、温かく心地よいレストランとして、パリで愛されているビストロ「ブノワ」。2005年にアラン・デュカスがこのビストロを受け継ぎ、伝統ある店に新風を吹き込むと同時に、そのエスプリを東京、ニューヨークでも展開している。

アラン・デュカスがフランス各地方の食材の数々や、地方を代表するワインを紹介する「ジェーム・ラ・フランス」は、6月、10月、11月、来年2月のそれぞれ6日間にわたり、その土地や風土が産み出した独自の味わいを特別メニューとしてサービスする。

6月11日（木）から6月16日（火）に開催される第1回目のテーマは、フランスのボルドーの東側からスペインとの国境、ピレネー山脈の麓に至る地域を指す『南西地方』。アラン・デュカスの生まれ故郷であるランド地方は、むかしから鴨の飼育が盛んでフォアグラの有名な産地として知られている。

いまもなお、トウモロコシで育てるアンディニャックさんの鴨のフォアグラは、テリーヌやポワレに。そのほか、ランド産ホワイトアスパラガスと帆立貝のソテーやランド産鶏のバスク風、バスク地方特産の唐辛子“ピモン・デスプレット”、バイヨンヌ産生ハムなど、作り手の顔が見える食材を使い、特別メニューを用意。

また、土壌・気候・ブドウ品種が多彩で、とくに個性豊かな土着品種の数々に魅力がある南西地方のワインから、しっかりとした果実味とタンニンをもつフルボディな赤ワインや、爽やかなものから濃厚で飲み応えのある幅広い白ワイン、デザートワインまでバラエティ豊かに紹介する。

毎回、初日限定特別ディナー「ソワレ・グルマンド」を開催

また、各回の木曜日には、テーマとなる各地方にちなんだ著名人が実際に、フランスのそれぞれの地方を訪問。食事とワインとともに、現地のようすや生産者についてのトークショーを楽しめる特別ディナーを開催する。

6月11日（木）に開催される第1回「南西地方」の初日限定特別ディナー「ソワレ・グルマンド」（18時半受付、19時開宴）では、料理研究家の大森由紀子さんをゲストに迎え、実際に訪問したフランスランド県のフォアグラ生産者や南西地方のようすを伝える。

＜ソワレ・グルマンド＞
価格｜各回1万2960円
第1回南西地方×大森由紀子（各種メディアで活躍するフランス料理研究家）
第2回ブルゴーニュ地方×石田博（予定／世界第3位の経歴をもつトップソムリエ）
第3回パリ×狐野扶実子（予定／国内外で話題の料理プロデューサー）
第4回プロヴァンス地方×Benoît Witz（ブノワ・ヴィッツ）（予定／プロヴァンスの食材を知り尽くした「L’Hostellerie de l’Abbaye de la Celle（ロステルリー・ド・ラベイ・ド・ラ・セル）」（ミシュラン1つ星）シェフ）

＜ワインセミナー＞
下記の各回月曜日にはブノワの永田シェフソムリエによるワインセミナーを開催。それぞれの地方色豊かなワインと料理のマリアージュを楽しめる。

青山「ブノワ」開店10周年特別企画
「J’aime la France（ジェーム・ラ・フランス）」
＜日程＞
第1回 2015年6月11日（木）～6月16日（火）
テーマ：南西地方
メイン食材：フォアグラ、ホワイトアスパラガス、ピモン・デスプレットほか
第2回 10月15日（木）～10月20日（火）
テーマ：ブルゴーニュ地方
メイン食材：シャロレ牛、エスカルゴ、黒スグリほか
第3回 11月26日（木）～12月1日（火）
テーマ：パリ
メイン食材：ジビエ、シャンピニオン・ド・パリ、マスタードほか
第4回 2016年2月18日（木）～2月23日（火）
テーマ：プロヴァンス
メイン食材：黒トリュフ、オリーブオイル、スペルト小麦、ハチミツほか
＜価格＞
ランチ｜5940円
ディナー｜9180円