BOOK|「東京スパイス番長」が綴る、笑いあり、涙ありの88編のエピソード『インドよ!』
BOOK|インド通の彼らにしか語ることのできない笑いあり、涙ありの88編のエピソード
日印混合料理集団「東京スパイス番長」から届いた紀行文『インドよ!』
長年インドと向き合ってきた料理集団「東京スパイス番長」が送る、いままでになかった“紀行文”『インドよ!』。1月26日(月)にマイルスタッフより発売された。
Text by YANAKA Tomomi
東京や浜松などで発売記念のイベントを開催
「東京スパイス番長」は2008年に結成されたシャンカール・ノグチ氏、ナイル善己氏、メタ・バラッツ氏、水野仁輔氏のメンバーからなる日印混合料理集団。当初は毎月1回、都内でメンバーが集まりインド料理の研究に打ち込んでいたが、2010年からは研究の場をインドに移行。以来、毎年1回テーマを決め、みなでインドに渡り、活動をつづけてきた。
そのテーマはとてもユニーク。ある年は乳製品テーマに、バッファローの乳を搾りに行ったり、ベンガル料理がテーマとなればガンジス川の下流で魚釣りという具合。最終日にようやく現地のキッチンを拝借し、料理のセッションがおこなわれるという。そしてその旅の様子は、水野仁輔氏の自主レーベルから『チャローインディア』として毎年発行されている。
インドの血が流れていたり、日常的にインドに行く機会の多いメンバーたちが綴るのは、笑いあり、涙ありの数かずのエピソード。なかには「インド料理を10倍おいしく味わう方法」や「腹を壊す価値がある一杯の水」など興味深いエピソードも。そして、素朴な疑問に4人が答える「インドQ&A」やインドでのオススメレストランの紹介など楽しいコラムも盛り込まれている。
本書の出版にあたり、さまざまなイベントも企画。2月17日(火)には代官山 蔦屋書店で発刊記念のトークイベントも開催。本に書ききれなかったことなどが語られるほか、当日はおいしい試食も用意されているという。また、水野仁輔氏の故郷でもある静岡県浜松市の谷島屋浜松本店でも2月7日(土)に『インドで逢いましょう』と題したイベントが開かれ、先着20人には水野氏お手製のインド弁当がプレゼントされるというから見逃せない。
「東京スパイス番長」にしか語ることのできない、インドへと送る88通のラブレター。本書を読めば、私たちはもっとインドが好きになり、きっと旅に出てしまいたくなることだろう。
『インドよ!』発刊記念トークイベント
日程│2月17日(火)
時間│19:30~21:00
会場│代官山 蔦屋書店 1号館2階 イベントスペース
東京都渋谷区猿楽町17-5
Tel. 03-3770-2525
参加条件│『インドよ!』を購入した先着50人が参加可能
申し込み方法│店頭(3号館1階レジ)、蔦屋書店のオンラインストア
『インドで逢いましょう』
日程|2月7日(土)
時間│13:00~15:00
会場│浜松駅ビル メイワン7Fイベントスペース
静岡県浜松市中区砂山町6-1
参加費│無料
インド弁当予約方法│谷島屋本店のレジカウンターもしくはメールアドレス(michi@milestaff.co.jp)で受付(締め切りは2月5日)