ライフスタイル&ペーパークラフトブック「紙と日々、つながりを手作りする楽しみ」|BOOK
BOOK|デザイナー田中千絵のはじめての自著
紙を使ったアイデア・コミュニケーションをまとめた1冊
デザイナーの田中千絵氏はじめての著書「紙と日々、つながりを手作りする楽しみ」は、簡単に作れる紙を使ったアイテムを紹介するライフスタイル&ペーパークラフトブック。今、改めて紙の良さを伝える一冊だ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
可愛らしいペーパークラフトで暮らしを豊かに
「TSUMORI CHISATO」や「BEAMS」といった企業のウインドウ・インスタレーション、書籍の装丁や装画などあらゆる分野で活躍するデザイナー、田中千絵氏。この度、田中氏が初めて自ら著した「紙と日々、つながりを手作りする楽しみ」がリリースされる。
彼女が大好きだという紙を使ったアイデアグッズの作り方と、それを使って人と繋がる新たなコミュニケーションのかたちを提案する。本書で紹介されているものは、カレンダーやブックカバー、ラッピングなど可愛らしく実用的なものが並ぶ。
そのほとんどが小学生の道具箱の中身で作れるというのだから驚きだ。定規やはさみ、両面テープ、穴あけパンチ・・・。作る過程は簡単だけれど、人の手で作られたアイテムにはしっかりと心がこもるもの。パソコン、スマートフォン、SNSなどデジタル化が進行する現代で、改めて紙の質感やぬくもりに触れるきっかけになるだろう。
本書について田中氏は「紙という素材は、実はとても種類が豊富で手触りも色もさまざまあり、しかも安価。厚さによっても印象はがらっと変わります。色も質感も、自由に組み合わせを楽しみながら、紙が持つ魅力と可能性に気づいていただけたら嬉しいです。手紙やカードをもらってうれしくない人はいないはず。気軽に楽しく日々の暮らしに紙を取り入れて、この本がぬくもりのある豊かなコミュニケーションのきっかけになってくれたらいいな、と願っています」(本著「はじめに」より)と、つづっている。
出版を記念し、ワークショップを中目黒蔦屋書店で開催。簡単な工程で、しっかりと心がこもったグリーティングカードと封筒を作る。切手も用意してあるので、すぐに贈れる。中目黒蔦屋書店で本書を購入した方を対象に、ワークショップ後にサイン会も催される。
紙と日々、つながりを手作りする楽しみ
著者|田中千絵
アートディレクション|柿木原政広
デザイン|渡部沙織
写真|鍵岡龍門
サイズ|A5
ページ数|112頁
発行|キノブックス
発売|2017年3月上旬
価格|1500円(税別)
出版記念ワークショップ
日程|2017年3月25日 (土)
時間|(第1回)11:00~12:00 (第2回)13:00~14:00
料金|(イベントのみ)2000円 (書籍購入者)1500円 ※イベント前日までに中目黒蔦屋書店でお買い上げいただいた場合、書籍とレシートを当日ご持参ください
会場|中目黒蔦屋書店
東京都目黒区上目黒1-22-10
キノブックス
Tel.03-5908-2279
http://kinobooks.jp/