上野・国立西洋美術館にて「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」開催|ART

左/フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』1888年。油彩・カンヴァス・92.1☓73cm。©The National Gallery, London. Bought, Courtauld Fund, 1924。右/クロード・モネ『睡蓮の池』1899年。油彩・カンヴァス・88.3☓93.1cm。©The National Gallery, London. Bought, 1927。

LOUNGE / ART
2019年11月17日

上野・国立西洋美術館にて「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」開催|ART

ART|イタリア・ルネサンスから近代までの幅広い時代とジャンルの絵画を一堂に公開

イギリス国外初となる所蔵作品展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」上野・国立西洋美術館で開催

イギリスが誇る世界屈指の美の殿堂、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの国外初となるコレクション展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が、2020年3月3日(火)~6月14日(日)まで、東京・上野の国立西洋美術館にて開催される。

Text by OZAKI Sayaka

西洋絵画の歴史を紐解く名品61点を公開

ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、王室のコレクションを母体としたヨーロッパの大規模美術館とは異なり、画家や実業家らによる寄贈による貢献をはじめとした、「西洋絵画史を網羅するコレクションをイギリスに作る」という目的を持った作品購入の歴史において、きわめて質の高いコレクションを形成してきた美術館だ。
ボッティチェリやティツィアーノ、レンブラント、フェルメール、ベラスケス、ルノワール、モネ、ターナー、ゴッホなど、13世紀後半から20世紀初頭にわたるヨーロッパの様々な画派を網羅した約2300点の作品を所蔵しており、年間の来場者数は約600万人超を誇る。同館は、所蔵作品の多くを常設展示しており、その作品貸出に関しては極めて慎重で、これまで国外で所蔵作品展が開催されることは一度もなかった。
世界初のイギリス国外におけるコレクション展となる「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」では、同館所蔵のイタリア・ルネサンスから19世紀ポスト印象派までの傑作全61点を一堂に公開。「イギリスとヨーロッパ大陸の交流」という視点から、全7章構成で西洋絵画の歴史をたどる。
なかでも大きな注目を集めるのは、ゴッホの≪ひまわり≫。ゴッホは花瓶に活けられたひまわりの絵を7点制作しているが、今回来日するのはゴッホが南仏・アルルで、畏友である画家・ゴーガンの寝室を飾るために描いた作品。その寝室にふさわしいと自ら認めサインを施した、たった2枚のうちの1枚だ。本作は、背景をそれまでの青色から黄色に変えることで、さらに生命力にあふれ、厚く塗られた絵の具からゴッホのエネルギーが放射されるかのような作品だ。
本展開催に際し、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのガブリエレ・フィナルディ館長は「日本が国際的な注目を集める2020年に、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの作品と歴史を日本の皆様にご紹介する機会を得られたことは、望外の喜びです。館長として開催を心より楽しみにしております」とメッセージを寄せている。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

会期|2020年3月3日(火)~6月14日(日)
会場|国立西洋美術館
住所|東京都台東区上野公園7-7
主催|国立西洋美術館(東京展)、国立国際美術館(大阪展)、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、読売新聞社、日本テレビ放送網(東京展)、読売テレビ(大阪展)
特別協賛|キヤノン、大和証券グループ
協賛|花王、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、トヨタ自動車、三井物産
協力|大塚国際美術館、日本航空、ブリティッシュ・カウンシル、西洋美術振興財団(東京展)、ダイキン工業現代美術振興財団(大阪展)

会期|2020年7月7日(火)~10月18日(日)
会場|国立国際美術館(大阪展)
問い合わせ先

Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://artexhibition.jp/london2020/

                                  
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