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ART
2019年11月25日
現代アートシーンのフロントランナー『ピーター・ドイグ展』開催|ART
ART|イギリスを代表するアーティスト初の日本個展
“画家の中の画家”と称されるイギリスの現代アーティスト、ピーター・ドイグの初期作から最新作まで。東京国立近代美術館にて開催
“世界で最も重要なアーティストのひとり”と言われ、世界的な活躍を続けるピーター・ドイグ(1959年~)の、初期作から最新作までを紹介する日本初の展覧会『ピーター・ドイグ展』が、2020年2月26日(水)~6月14日(日)まで、竹橋の東京国立近代美術館にて開催される。
Text by OZAKI Sayaka
ロマンティックかつミステリアスな風景画を描くピーター・ドイグの日本初個展
ピーター・ドイグは、1959年スコットランドのエジンバラ生まれ。カリブ海に位置するトリニダード・トバゴとカナダで育ち、’90年、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで修士号を取得した。’94年、ターナー賞にノミネートされ、2002年よりポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)に拠点を移し、ロンドンのテート、パリ市立近代美術館、スコットランド国立美術館など、世界的に有名な美術館で個展を開催してきた。
そのロマンティックかつミステリアスな風景画は同世代、後続世代のアーティストに多大な影響を与え、彼の存在は“画家の中の画家”と評されることも。ピーター・ドイグの作品は一見、幻想的で、個人の想像力のみで生み出された光景のようでもあるが、それはゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告グラフィック、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景などの要素から作り出されたものだ。
多様なイメージによって構成された彼の作品は、いつかどこかで見たことがあるように感じられるため、見る者の想像力を刺激する。さらに色や形を変えて、さまざまな作品に描かれるカヌーや人物といったモチーフが、見る者に作品同士のつながりを想起させ、1枚の絵を超えた世界が広がるかのような感覚を呼び起こすのだ。本展では複数の大型作品が出品されるが、なかには幅3メートルを超える大型作品も。印刷物やスマートフォンでは伝わらないスケール感を体感する、またとない機会だ。
ピーター・ドイグ展
会場|東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
住所|東京都千代田区北の丸公園3-1
会期|2020年2月26日(水)~6月14日(日)
時間|10:00~17:00(金曜・土曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日|月曜(ただし3月30日、5月4日は開館)、5月7日(木)
主催|東京国立近代美術館、読売新聞社、ぴあ
協賛|マイケル ヴェルナー ギャラリー
協力|ヤゲオ財団
会場|東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
住所|東京都千代田区北の丸公園3-1
会期|2020年2月26日(水)~6月14日(日)
時間|10:00~17:00(金曜・土曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日|月曜(ただし3月30日、5月4日は開館)、5月7日(木)
主催|東京国立近代美術館、読売新聞社、ぴあ
協賛|マイケル ヴェルナー ギャラリー
協力|ヤゲオ財団
問い合わせ先
東京国立近代美術館
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://peterdoig-2020.jp