“浮遊感”をテーマとした樽井英樹の新作個展『Flapping Colors』|ART
LOUNGE / ART
2019年8月31日

“浮遊感”をテーマとした樽井英樹の新作個展『Flapping Colors』|ART

ART|空間に浮遊する平面を抽象化した新作ペインティング

アーティスト樽井英樹の新作ペインティング個展『Flapping Colors』

東京・文京区のヒロマート・ギャラリーにて、東京を制作の拠点に活動する樽井英樹の新作個展『Flapping Colors』が2019年8月23日(金)~9月29日(日)まで開催される。

Text by OZAKI Sayaka

“浮遊感”をテーマに制作された新作ペインティング

2018年5月に開催された『チャームポイント』展に続き、2度目の樽井英樹展『Flapping Colors』がヒロマート・ギャラリーで開催される。樽井英樹は2012年、多摩美術大学美術学部油絵科を卒業。多摩美術大学大学院にて、美術研究科修士課程絵画専攻油画研究領域で美術学修士を2014年に取得。「トーキョーワンダーウォール公募入選作品展」(2010年)、「トーキョーワンダーシード」(2014、2016年)など、公募展にも参加し入選、意欲的に作品の発表を続けている。
この展覧会では、浮遊感を主題に制作された新作ペインティングを発表。本展覧会についてアーティスト・樽井英樹は「白い壁に掛けられた絵画は、木枠の厚みが壁から画面を離し、中に浮いているような印象を与えます。そのことから空間に浮遊する平面をテーマに作品を制作しました。モチーフには鳥や蝶を選んでいます。鳥や蝶が、羽を広げて空中に留まっている姿が、宙に平面が浮いているように見えるからです。作品では、羽の広がりや羽ばたく動きを色彩と線でより平面的に抽象化しています。浮遊感を感じさせる展示になっていればよいなと思います」とステートメントを寄せている。
作品「鳥(やる気あり)」。キャンバスに油彩、53x45.5cm
作品「鳥(大忙し)」
作品「鳥(上昇気流)」
『Flapping Colors』
会期|2019年8月23日(金)~9月29日(日)
開催時間|13:00~19:00(月・火は休廊)
会場|ヒロマート・ギャラリー
住所|東京都文京区関口1丁目30-7三村ビル1階
問い合わせ先

ヒロマート・ギャラリー
https://hiromartgallery.com
Tel. 03-6233-9836

                      
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