新感覚デジタルアート展『巨大映像で迫る五大絵師─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─』|ART

※会場イメージ

LOUNGE / ART
2021年6月7日

新感覚デジタルアート展『巨大映像で迫る五大絵師─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─』|ART

ART|日本美術が高精細映像で蘇る

浮世絵、金屏風、金襖絵の名作を再現。超高精細デジタル技術と巨大映像演出よるデジタルアート展

葛飾北斎、歌川広重、俵屋宗達、尾形光琳、伊藤若冲ら絵師たちの情熱と想像力が込められた浮世絵や金屏風、金襖絵。これらの歴史的作品が、超高精細デジタル技術と映像演出、そして巨大スクリーンによるデジタルアートとして展開される『巨大映像で迫る五大絵師─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─』が、2021年7月16日(金)~9月9日(木)に、大手町三井ホールにて開催される。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

日本美術の名品と巨大映像、音楽のコラボレーション

デジタルアート展『巨大映像で迫る五大絵師─北斎・広重・宗達・光琳・若沖の世界─』が、2021年7月16日(金)~9月9日(木)、大手町三井ホールにて開催される。本展では、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」と歌川広重の「東海道五拾三次」、俵屋宗達と尾形光琳が描いた2つの「風神雷神図屏風」の競演、伊藤若沖の代表作「仙人掌群鶏図」など、日本美術の歴史的作品の数々が超高精細デジタルアートとして蘇る。
※会場イメージ
※会場イメージ
3面ワイド45メートルスクリーンに高輝度4Kプロジェクター複数台を駆使したダイナミックな巨大映像空間で、浮世絵は原作和紙の繊維一本一本の質感、金屏風や金襖絵は素材や表現の緻密な違いまで立体的に再現。国宝および重要文化財を含む40作品以上をラインナップし、上映作品が毎日入れ替わるダブルプログラムで行われる。
会場内では、巨大な名画をバックに写真撮影も可能。また、解説シアターでは作品のディテールを拡大表示し、ナレーションと英文字幕による解説で作品の魅力に迫る。さらに、「Digital 北斎×広重」コーナーでは、「冨嶽三十六景」と「東海道五拾三次」からベストセレクション約60作品を大型モニター10数台で紹介する。巨大映像と音楽をコラボレーションしたドラマチックな演出による、時を超えたアート体験をぜひ楽しんでほしい。
そして開催に先駆けて、公式YouTubeにて作品解説動画シリーズが公開中。本展監修の日本美術史家・小林忠先生をはじめ研究者たちによる解説、本展アンバサダーを務める歌舞伎俳優・尾上松也氏がデジタルアートで鑑賞する日本美術の魅力を発信する。
本展について、尾上松也氏は「絵の中に入り込んだような体験だ。絵の中の全ての色、毛の一本一本、鎧の線の一つひとつに、 絵師の魂や思いを感じる。どうやって描いているのか、想像もつかない。実物大では分からない凄さと迫力だ」とコメントを寄せている。会場を訪れる前に動画を視聴すれば、より作品の世界を楽しむことができるだろう。

『巨大映像で迫る五大絵師─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─』

  • 会期|2021年7月16日(金)~9月9日(木)
  • 会場|大手町三井ホール
  • 住所|東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3階
  • 時間|10:30~19:30(※入館は閉館の60分前まで、上映作品が毎日入れ替るダブルプログラム)
  • 監修|学習院大学名誉教授 岡田美術館館長 小林忠氏
  • 主催|フジアール、フジテレビジョン、BSフジ、ニッポン放送
  • 後援|フジサンケイグループ、千代田区、千代田区教育委員会
  • 協力|NTT ArtTechnology、アルステクネ イノベーション/アルステクネ、キャノン 綴プロジェクト
  • 特別協力|山梨県立博物館、岡田美術館、大阪浮世絵美術館、大本山 建仁寺、小曽根山 西福寺、金刀比羅宮
  • 協賛|マウスコンピューター
問い合わせ先

『巨大映像で迫る五大絵師─北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界─』
Tel.03-5520-1914(平日10:00~17:00)
http://www.faaj.art