ART|超高性能電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」データでコンテンツを制作
LOUNGE / ART
2015年1月7日

ART|超高性能電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」データでコンテンツを制作

ART|国立天文台×PARTY NY×Qosmo×エピファニーワークス

「ALAM MUSIC BOX:死にゆく星の旋律」開催

すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の10倍、視力6000を誇る、超高性能電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」の実際の観測データをもとに、川村真司を中心とする「PARTY」のメンバーと、「Qosmo」のメンバー、さらにエピファニーワークスの企画・プロデュースにより、音と映像のインスタレーション作品を制作。10月24日(金)より、21_21 DESIGN SIGHTで開かれる「活動のデザイン展」で世界初公開される。

Text by KAJII Makoto

科学研究で得られた知見を、アートを通じて表現し体感する試み

世界21カ国が共同でチリ・アタカマ砂漠に建設した「アルマ望遠鏡」望遠鏡は、126億光年以上彼方からの電波を捉えることができ、「星や銀河の誕生」「生命の起源」といった人類の普遍的な謎に挑戦している史上最大規模の高性能電波望遠鏡。

今回は「アルマ望遠鏡の観測データという人類の叡智を、芸術分野の視点から表現するとどうなるか」をテーマに、アルマ望遠鏡の観測成果を別の視点から捉えたコンテンツをクリエイターと協働で制作するという、国立天文台初の試みだ。

国立天文台|アルマ望遠鏡 02

a motion graphic from ©『ALMA MUSIC BOX: Melody of a Dying Star』
ALMA contents production project

プロデューサーに林口砂里氏(エピファニーワークス)、クリエイティブ・ディレクターに川村真司氏、清水幹太氏(ともにPARTY NY)、サウンド・エンジニアに澤井妙治氏、徳井直生氏(ともにQosmo)らを迎えた第1弾の「ALMA MUSIC BOX:死にゆく星の旋律」では、アルマ望遠鏡が捉えた、地球から950光年の距離にある寿命を終えようとしている星「ちょうこくしつ座R星」からの電波を可聴音に置き換え、周波数ごとに70枚のディスクに変換してオルゴールで再生する。

また、データを映像化した動画を、オルゴールの音と同期させながらプロジェクションするインスタレーション作品を、21_21 DESIGN SIGHTで開催される「活動のデザイン展」で発表する。

国立天文台|アルマ望遠鏡 03

「ALMA MUSIC BOX:死にゆく星の旋律」
by 国立天文台+PARTY NY+Qosmo+エピファニーワークス

日程|10月24日(金)~2015年2月1日(日)
会場|21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内
主催|21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
http://www.2121designsight.jp/program/fab_mind/

           
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