Levi's® Made & Crafted™|#01 写真家 デヴィッド・ブランドン・ジーティング
Levi's® Made & Crafted™|リーバイス® メイド アンド クラフテッド™
ブランドのテーマを具現するアート:5月
#01|デヴィッド・ブランドン・ジーティング
服の見せ方を追求した画面の“緊張感”
リーバイスの歴史的プロダクトにインスパイアされ、現代の素材と縫製技術を取り入れたラインが、リーバイス® メイド アンド クラフテッド™だ。同ブランドはアート、音楽といったポップカルチャーを通じた取り組みでも話題を集めている。そのひとつが、シーズンテーマを毎月新しいアーティストの作品によって表現する本シリーズ。服の見せ方を追求し、緊張感のある画面構成を披露してくれたのは、米国人写真家 デヴィッド・ブランドン・ジーティングである。
※リーバイス® メイド アンド クラフテッド™では、さまざまなアメリカ人写真家を起用して、ブランドのシーズンアイテムを撮影している。一年間にわたって毎月1人の写真家を指名し、それぞれのスタイルで解釈・表現したクリエイティブを公開中だ。本プロジェクトの作品はリーバイス® メイド アンド クラフテッド™のブログ(http://levismadeandcrafted.tumblr.com/)、リーバイス®のSNS、オンラインマガジンなどにも掲載される。
Text by Kase Tomoshige(OPENERS)
バリエーションに富み、統一感もある
モデルカットあり、置き撮りあり。リーバイス® メイド アンド クラフテッド™(以下、LMC)の服をさまざまな方法で撮り下ろしたのは、フィラデルフィア生まれで現在はNYのブルックリンを拠点に活躍している写真家、デヴィッド・ブランドン・ジーティングだ。
LMCの服をどう撮影するかに腐心した作品であることは、ひと目見ればわかるはず。シチュエーション、モデルのポーズ、服の背景、カメラの視点……それぞれの写真が「この画面構成がベスト」というところでシャッターが切られているように感じる。
ブランドンは「まず初めに『コンストラクション(構造)』というテーマを探求しました。どうやって洋服を組み合わせるか。服を着た時にどういう形になるか。服を置くとどういう形になるか。そして、異なる色や素材を合わせて、さまざまな雰囲気を生み出そうとしたんです」と語る。
そうしてさまざまな視点から撮影されたものでありながら、全体のトーンにはきちんと統一感がある。この点こそ写真家のなせる業、というところであろう。
「撮影してみてわかったのは、すべての服の『コンストラクション』を同時に完璧に見せる方法はない、ということ。服は一点ずつ、それぞれを特別な方法で撮影することが必要だと思います。時間をかけて、服の表現を考えることが楽しかった。服を単なる服として捉えるのではなく、いつまでも色褪せることのない表現を作り出したいですね」
作品はLMCのブログ(http://levismadeandcrafted.tumblr.com/)に投稿される。ぜひ毎月チェックしていただきたい。
David Brandon Geeting|デヴィッド・ブランドン・ジーティング
1989年、フィラデルフィア州郊外のベツレヘム区生まれのアメリカ人アーティスト。現在はニューヨークのブルックリンを拠点として活動している。フリーランスで編集や広告に携わりつつ、個人作品をアート展に出展している。作り出されるビジュアルはどこか人をぞっとさせるような、独特の力を持っている。
リーバイス® メイド アンド クラフテッド™
http://levismadeandcrafted.com/
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