ART FILE 15|「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」|連載「世界のアート展から」
LOUNGE / ART
2014年12月20日

ART FILE 15|「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」|連載「世界のアート展から」

Art File 15|アメリカ・ニューヨーク|「MoMAニューヨーク近代美術館」

「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」

「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook(新しいビジョンの成型:写真、フィルム、写真集)」展が、4月29日(月)までニューヨーク近代美術館(MoMA)にて開催されている。写真の歴史および進化を深く追求する。

Text by Winsome Li (OPENERS)

100年の歴史のまとめ

「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」 01

1920年代から現在に至るまで、代表的なアーティストの作品から選りすぐりの写真、フィルム、写真集を集め、90人のアーティストによる計250点以上の作品がMoMAのエドワード・スタイケンギャラリーにて展示されている。写真の100年間の歴史をさまざまな作品を通して伝える。

本展ははじめにフォトグラムの作品をメインとして展示される。フォトグラムとはカメラを使わずに、印画紙の上に直接モノを置き、光を当てるようにイメージを定着する写真制作方法。1920年代から一般的となったフォトグラムは、あの著名な写真家のひとり、マン・レイによって取り組まれた技法という。そのため、「レイヨグラフ」とも呼ばれている。マン・レイが手掛けた精巧なレイヨグラフと、彼の初ショットフィルム「理性への回帰(Le Retour à la Raison)」など、貴重な作品を観賞できる。

また、本展の目的のもう一つは写真芸術がアヴァンギャルドなアートシーンにおいてどういった役割を果たしたか、ということに焦点を当てる。当時を代表した芸術家のアレクサンドル・ロトチェンコ、映画監督のシガ・ヴェルトルなどの作品が紹介され、いろいろな代表作からアヴァンギャルドな作品性を味わえる。展示の最後には若手のコンテンポラリー・アーティストの作品が登場し、写真が近代史に与えた影響を考察する。

「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」 02

「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」 03

「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」
会場|ニューヨーク近代美術館(MoMA)
会期|2012年4月18日(水)~2013年4月29日(月)
開場時間|水~月10:30~17:30(水~月)、~20:00(金曜日のみ)  ※火曜日は休館日
入場料|25ドル
住所|11 West 53 Street, New York, NY 10019-5497
Tel. +01 (212) 708-9431
www.moma.org

           
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