パネライが“時”をテーマにしたエキシビションを開催|OFFICINE PANERAI
LOUNGE / ART
2016年10月12日

パネライが“時”をテーマにしたエキシビションを開催|OFFICINE PANERAI

OFFICINE PANERAI|オフィチーネ パネライ

その名も「SLICE OF TIME」

オフィチーネ パネライは2016年10月20日~10月23日にかけて、エキシビション「SLICE OF TIME」を開催する。デザインオフィスnendoとコラボレーションし、“時”をテーマにした空間を作り上げる。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

デザインオフィスnendoとのコラボレーションが実現

今回開催されるエキシビション「SLICE OF TIME(スライス オブ タイム)」は、パネライと、世界的に活躍するデザインオフィスであるnendoがコラボレーションして作り上げられた空間インスタレーションだ。

このインスタレーションは“時”をテーマに、それが体感できるイベントとなっている。

まず、一筆書きの数字を用いたインデックスや、スクエアなフォルムのケースといったパネライの特徴を凝縮した、透明な「抜け殻」のような時計をデザイン。それを押出し成型によって15mの長さに引き伸ばした。

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Photo by Akihiro Yoshida

この細長い「抜け殻の時計」を少しずつスライスしながら手作業で時計を作り出し、その完成品は来場者が持ち帰ることができる。この際、来場者の「年齢」が「mm」に変換されて切り出されるため、様々なプロポーションをもつ時計が自然と生み出される、という寸法だ。

研磨、サンドブラスト仕上げ、組み立てなど、作業工程ごとに円形のアトリエ空間が用意され、それらがかみ合い、連動することで徐々に時計を仕上げていく。作品は、5分おきに1点ずつ製作され、細長い「抜け殻」は4日間かけて少しずつ短くなっていき、すべて無くなった瞬間に、インスタレーションが終了する。

このエキシビションについて、nendoは「『時計のはかり売り』のように『時間』を『長さ』に変換することで、時間を体感することが可能となり、さらには『自分だけの時間を持ち帰る』ことができるのではないか」とコメントした。

「SLICE OF TIME」は目に見えない“時”を視覚化する。改めて時間というものを再認識できる機会となるだろう。

nendo
2002年に設立されたデザインオフィス。nendo創設者であり、代表の佐藤オオキ氏は1977年カナダ生まれ。建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと多岐に渡ってデザインを手がけ、Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100人」に選出され、Wallpaper誌、ELLE DÉCOR誌をはじめとする世界的なデザイン賞の数々を受賞した。作品はニューヨーク近代美術館、ポンピドゥーセンター、ビクトリアアンドアルバート博物館など世界の主要博物館に多数収蔵されている。

SLICE OF TIME
開催期間|2016年10月20日~10月23日 ※会期中無休
時間|11:00~20:00
入場料|無料
会場|スパイラルガーデン(スパイラル1F)
東京都港区南青山5-6-23

問い合わせ先

オフィチーネ パネライ

Tel.0120-18-7110

           
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