SUNDAY ISSUE|気鋭のタイポグラファー5名によるエキシビション「TYP Exhibition. 01」
SUNDAY ISSUE
表現のひろがりや印刷物の可能性を追求する「TYP Exhibition. 01」開催
気鋭のタイポグラファー5名のあたらしい表現
タイポグラフィの表現の広がりや印刷物の可能性を求めて、石橋由悠、神村 誠、谷内晴彦、西条英樹、杉 怜の5名のタイポグラファーが現代におけるタイポグラフィの基準を模索する実験的な展覧会「TYP Exhibition. 01」が開催。渋谷『SUNDAY ISSUE』にて3月2日(金)から11日(日)までおこなわれる。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
タイポグラフィのあり方を探求するプロジェクト「TYP(タイプ)」による初の展覧会
「TYP(タイプ)」は、タイポグラフィについて考え、実験し、発表するためのプラットフォームとして、2012年より石橋由悠、神村 誠のふたりが中心となりはじまったプロジェクト。このプロジェクトでは、タイポグラフィ本来の目的である読みやすさを重視したもの以上に、感性や感覚を伝えようと試みたアウトローなものを取り扱う。
現代の思想や価値観に縛られないものを中心とすることで、あらたな可能性を見いだすことが彼らの活動であり、そこから稀に生まれ評価される偶然の産物こそ、現代のための基準/標準(タイプ)であると彼らは確信している。
初の展覧会となる「TYP Exhibition. 01」では、石橋由悠、神村 誠、谷内晴彦、西条英樹、杉 怜の5名のタイポグラファーによる最新作を展示。複数の印刷会社の協力を得て、箔押し・シルクスクリーン・オフセットなどさまざまな手法を交え、実際にその場で見ることでしか伝えられない表現にこだわった作品が一堂に会する。
石橋由悠|ISHIBASHI Yoshichika(ACTGRAM|http://actgram.com)
アートディレクター/デザイナー。東洋美術学校卒業後、制作プロダクションや企画/ブランディング会社を経て、2010年に独立。現在、都内を拠点にウェブやグラフィックをメインに活動。アート/音楽/ファッション/ビューティーなどの視覚表現に特化したデザインを得意とする。
神村 誠|KAMIMURA Makoto(STUDIO ANTWORK|http://studioantwork.com)
アートディレクター/デザイナー/学者。タイポグラフィにおける認知心理学をベースに、学者、研究者としても活動。ブランディングを主に活動し、かずかずの企業にロゴや専用書体を提供している。朗文堂 新宿私塾 16期卒業。現在ANTWORKの屋号で活動、NSSGRAPHICAに所属。
谷内晴彦|TANIUCHI Haruhiko(desegno ltd.|http://www.desegno.jp)
アートディレクター。2007年 desegno ltd.設立。“問題を解決するためのデザイン”をコンセプトに、さまざまなプロジェクトを手がける。主なクライアントは KARIMOKU NEW STANDARD/LIMhair/haco. など。また、海外でもデザインプロジェクトに参加。TOKYO GRAPHIC PASSPORT Portfolio Viewing 2011 グランプリ受賞。
西条英樹|SAIJO Hideki(gift unfolding casually|http://giftunfoldingcasually.jp)
2005年より gift unfolding casually名義で活動。ファッション分野を中心とした雑誌やカタログのエディトリアルデザイン。書籍の装丁/ロゴ/CI制作などに携わる。現在は雑誌『QUOTATION』のアートディレクションなどを担当。
杉 怜|SUGI Ryo(scenery of design|http://www.sceneryofdesign.com)
2003年 インパートメント入社。同年デザイン部を立ち上げ、これまでに約300タイトルのCDジャケットデザインを制作。独立後はscenery of designとして活動。並行して、アートディレクター川上 俊主宰のデザインエージェンシー artless のメンバーとしても多くのデザインプロジェクトに参加している。
TYP Exhibition. 01
会期|2012年3月2日(金)~3月11日(日)
会場|SUNDAY ISSUE
東京都渋谷区渋谷1-17-1 美竹野村ビル2F
開場時間|13:00~20:00(土日は12:00~19:00)
月曜定休
入場料|無料
TwitterID: @typcollective
http://typcollective.com