『えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015』|ENOSHIMA AQUARIUM
ENOSHIMA AQUARIUM|新江ノ島水族館
夜の新江ノ島水族館で繰り広げられるデジタルアートの幻想的な世界
『えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015』
“ウルトラテクノロジスト集団”チームラボが夜の新江ノ島水族館を舞台に、デジタルアート空間を創出する『えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015』。12月25日(金)までおこなわれている。
Text by YANAKA Tomomi
3つのインタラクティブデジタルインスタレーションをはじめ多彩な作品が出現
プログラマーやエンジニア、CGアニメーター、絵師、数学者、建築家、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、編集者など、さまざまなスペシャリストを擁し、アートやテクノロジー、サイエンスを融合した世界を生み出しているチームラボが今回、夜の水族館をプロデュース。
舞台となるのは神奈川県藤沢市にある新江ノ島水族館。17時以降になると、壮大な3つのインタラクティブデジタルインスタレーションが出現。なかでも「花と魚」は、相模湾大水槽のあたり一面がプロジェクターに。映像そのものが水槽照明となり、魚たちの動きに影響を受けながら水槽のまわりに花を咲かせてゆく。
また「呼応する球体と夜の魚たち」では、光の球体に囲まれた空間のなかで人が球体を叩いたり、なにかにぶつかったりして衝撃を受けると光の色を変化させ色特有の音を出すというもの。このほかにも訪れたひと自身が描いた魚が水槽に泳ぎ出すという「お絵かき水族館」や、デジタルサイネージの前に立つと自動的に撮影され、さまざまな加工をほどこされた画像がFacebookにアップロードできる「チームラボカメラ」なども用意されている。
さらに、追加作品として「空書 ライン、魚、そして、しんかい2000」を展示。日本初の本格的な有人潜水調査船「しんかい2000」をディスプレイする部屋を、光の空書で取り囲んだアート空間に変身させた。
デジタルアートと夜の水族館という組み合わせから生まれた魅惑的な空間。光と水と音、そして生き物たちが繰り広げる世界は、大人から子どもまでをきっと魅了するはずだ。
『えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015』
会期|7月18日(土)~12月25日(金)
時間|17:00~20:00 ※夜間スペシャルイベント
会場|新江ノ島水族館
神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
料金|大人2100円、高校生1500円、小・中学生1000円、3歳以上600円
新江ノ島水族館
Tel.0466-29-9960
http://www.enosui.com/