ART|『BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展』
「カルティエ現代美術財団」での大ヒット展覧会が日本に凱旋!
『BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展』
2010年にパリの「カルティエ現代美術財団」で開催され、大きな反響を呼んだ北野武氏による『BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展』展が4月13日(金)から9月2日(日)まで東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開かれる。
Text by YANAKA Tomomi
コメディアンでも映画監督でもない、現代アーティスト“BEAT TAKESHI KITANO”
1984年に設立され、毎年、個展やテーマ展を開催するなど、多くのひとが多様な広がりをもつ現代美術と出合う機会をつくりつづけている「カルティエ現代美術財団」。また、アーティストへの注文制作によるコレクションについても特筆すべきものがあり、その数は今や1000点を越え、これまでにもデヴィッド・リンチや村上隆、横尾忠則ら国際的に著名なアーティストの作品を紹介し、その活動をサポートしている。
そんな「カルティエ現代美術財団」が注目したのが、“天才コメディアン・ビートたけし”“世界的映画監督・北野武”などと、さまざまな顔をもつ北野氏。彼は、1994年のバイク事故以降、リハビリを兼ねて動物と花が融合した絵を制作。以来、『HANA-BI』や『菊次郎の夏』『アキレスと亀』など、自ら監督した映画のなかで色鮮やかな作品を発表してきた。
「カルティエ現代美術財団」では、現代アーティスト“BEAT TAKESHI KITANO”としてのあらたな一面を紹介すべく、2010年3月から9月にかけて開催したのが『Beat Takeshi Kitano,Gosse de peintre 絵描き小僧』展だ。今回、パリで大きな話題を集めた彼の個展が、日本に凱旋。日本初の個展開催となる。
展覧会の開催にあたって、BEAT TAKESHI KITANOはこのように言う。「この個展をとおして、アートって言葉に、もっと別の意味をもたらせたらいいなと思う。アートって特別なものじゃなく、型にはまらず、気取らず、みんながすっと入っていきやすい、気軽なものであるべきだと思う。日本開催が実現できてうれしいし、ぜひ多くの方に楽しんでもらいたい」(BEAT TAKESHI KITANO)
展覧会では、「ペンキ屋のせがれ」を自認する彼の独特の感性によって描かれた色鮮やかな絵画はもちろん、立体作品、オブジェ、インスタレーションなど多彩な“北野ワールド”を展開。彼のあふれる才能、ユーモア、美をコメディや映画といった枠を越えて堪能することができる場となっている。
『BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展』
期間│4月13日(金)~9月2日(日)
時間│11:00~19:00(金、土曜日は~20:00、最終入場は30分前)
会場│東京オペラシティ アートギャラリー
東京都新宿区西新宿3-20-2
休館日│月曜日(祝日の場合は翌日、ゴールデンウィーク中は無休)、8月5日(日)
チケット│大人1300円(前売り1100円)、大学・高校生1000円(前売り800円)、中・小学生800円(前売り600円)
チケット発売│2月予定
ハローダイヤル
Tel.03-5777-8600
http://www.btk2012.jp