戸田恵子&RAG FAIR 春からはじまる新しい番組&新しい姉弟(?)カンケー その1
春からはじまる新しい番組&新しい姉弟(?)カンケー その1
おかげさまでミュージカル『ザ・ヒットパレード』、大阪公演も好評のうちに終了いたしました。
でもじつは、舞台のつづきのような素敵な音楽番組がはじまるのです。音楽監修は宮川彬良さん。そして番組を進めるのはなんと、戸田さん&RAG FAIRのメンバー!
『ザ・ヒットパレード』公演中の劇場で、出会いの場となった初演の思い出から新番組の期待まで、楽しくおしゃべりしてくださいました。
まとめ=尾上そら
出会いの記憶……7人それぞれの戸田恵子とは
──みなさんの出会いは『ザ・ヒットパレード』初演になるんですよね?
RAG FAIR 加納孝政 そう、だから2007年ですね。
戸田 RAG FAIRの存在はもちろん知っていましたが、詳しくはなかったので、そのときメンバーが6人だと初めて知りました。ごめんなさい(笑)。
土屋礼央 僕らもあのとき、戸田さんが一人だと知りました(笑)。だってものすごい忙しく活躍してるじゃないですか。何人分身がいるのかと思ってました(笑)。
戸田 あとね、みなさんは見ているイメージよりすごく純粋で素朴だなあって。いい意味でですよ。
土屋 そういう言葉を選んでいただいて、幸せですね僕ら。それ以外の言葉で表現する方も、たくさんいらっしゃいますから(笑)。
戸田 でも本当にそう思って。初演はRAGだけじゃなく、みんながやること満載で必死だったでしょ。初めての楽曲、初めての芝居、初めての道具と衣裳、初演はそういうものだから、時間がどれだけあっても足りない。とにかく熱い稽古場で、交流というよりみんなで戦った、という感じでした。
その後、宮川彬良さんが音楽監督で、NHK-BSの『どれみふぁ・ワンダーランド』という特番をやる機会があって、RAGとはそこで再会したんです。今度はギューギューの辛い現場ではなく、音楽番組として楽しんでご一緒できた。そこでまた改めて、RAGたちの前向きで一生懸命なところを再認識できました。この4月から、その番組がレギュラー化するんですよ。で、今は本番の前後に、一緒に歌の練習をしたり、英語の発音を統一したり、もう稽古をはじめているんだよね。
RAG すごく楽しみにしてます!
──番組の話はまたあとで伺いますが、RAG FAIRさんからもう少し、戸田さんとの出会いの記憶を聞かせていただけますか?
戸田 今日は無礼講です。みなさん言いたいこと言ってくださいね、私に都合の悪い場合はカットしますから(笑)。
RAG (全員爆笑)
土屋 僕が覚えているのは、つねに一番努力している姿。ウォーミングアップや基本的なトレーニングなど、すごく熱心で、ああプロフェッショナルだなあって思いました。僕なんか、もっと時間を濃縮して使えるはずだと思った。
引地洋輔 僕は現場でご一緒して、戸田さんの年齢を初めて知ったんですけど、「年を上にサバ読むって新しい!」と失礼ながら驚きました(笑)。
戸田 それはどーなの(笑)。昔のアイドルは、大人っぽく見られたいからって、上にサバ読みましたけどね。
加納 そのぐらい、エネルギーがあふれてたってことですよ。
荒井健一 うちの会社で歌稽古したこともありましたよね? 僕、戸田さんの後ろに座ってたんだけど、カバンの中身がすごいですよね。台本にのど飴に美味しい水に、とギッシリ入っていて、この細身でよく背負って来るなぁと感心しました。
奥村政佳 それに最初は、戸田さんから僕らにコンタクトしてくださったんですよ。ちょうど中村中さんと飲んだ直後で、「中さん知っているんだよね?」と。それがきっかけで、初めてのミュージカルで緊張していたことなんかがほぐれて、すごくしゃべりやすくなったのを僕は覚えてます。
加藤慶之 僕の第一印象は、「テレビで見るより小柄な方なんだ」というもの。でもしゃべり方や歌声はやっぱりパワフルで、この小柄な身体のどこからパワーが湧いてくるのか、不思議でした。プロとして、最低ラインをすごく高いところに設定してらっしゃるんですよね。劇場にも早く入って、誰よりしっかりウォーミングアップして、と。
戸田 わー、すごい褒めてもらっちゃった(笑)。でもそれは性分というか習慣なんですよね。私がいた劇団薔薇座は、とても厳しいところだったらから入念な準備はつねにマストだったの。だから本番前も、しっとり汗をかくくらい身体も声も動かしてからじゃないと、舞台に立つのが不安なだけなんですよ。
グループで表現するメリットとは?
──戸田さんにとっても、独自のスタイルをもつRAG FAIRさんとプレイすることは、刺激になったのでは?
戸田 自分のブログにも書いたんですが、なにしろ彼らがコーラスしてくれると気持ちいいんです、歌うのが。温泉につかっているような気持ち? それはすごく、コーラスとして大事なことだと思うんです。聴いていて心地よく、歌って気持ちよくさせてくれる。
あと日常を見ていると、グループの人はみんなそうみたいだけど、わりと一人一人が淡々と暮らしているんですよね。
土屋 とくにうちはそうかな。
戸田 知り合いの植木豪君がいるPaniCrew もそうだけど、本当に淡々としてる。でもグループの良さって、全員集まったとき自然にグループならではの空気やカラーになるところで、それが羨ましくもあり、チームの面白いところだとも思った。
引地 僕らは大抵、楽屋や廊下でも6人固まっていて、だから(北村)岳子さんからも「あんたらメチャクチャ面白いわね」といわれたりするんですよ。これが二人部屋とかだったら、全然しゃべらないと思う(笑)。
土屋 本当に、6人だからしゃべっているんだよね。
──集まると入る「RAG FAIRスイッチ」みたいなものがあるんですか?
土屋 どうでしょうねぇ。
戸田 結成から何年目になるの?
土屋 10年になりますね。
加納 このメンバーで固定してから7年ぐらいですね。でも僕なんか逆に、戸田さんみたいにソロでやってらっしゃる方を尊敬します。絶対一人で舞台なんか立てないよ。
荒井 全責任を取るんだよね、誰もフォローしてくれないわけで。
加納 6人もいると「多少視線もバラケルなぁ」とか思いながらやるんです。
戸田 いや、でも舞台だって、たくさん共演者が出ていると、ちょっとお客様の視線が分散する気がして、気は楽ですよ。一人舞台の経験もあるけれど、そのときにはゲネプロでいろんなスタッフさんが見ているだけで、「なんでこんなに、私だけを見るんだ!」って、疲れちゃうし胃は痛いし(笑)。
加納 僕らは6人集まるとRAG FAIRって言いましたけど、この舞台でもそれは気をつけているんです。ステップを一人が間違って目立つとかはよくないじゃないですか。台詞でも、6人が連続してゴンゴンゴンと来るとき、一人だけやけに感情を込めていたり、一人だけ淡々と言ってとばらばらになるより、全員が畳みかけて最終的には「それがよかったね」って言われるとうれしい。一人だけ「いい演技をしてた」っていわれても、RAG FAIRとしては、ぴんと来ないんですよね。どのシーンも、終わって袖に引っ込んだ瞬間反省会ですから(笑)。
土屋 ムチャクチャ褒めあったりするんだけど、うちらはいいことがつづかないんだよねえ(笑)。「ヴォーカルの佐藤です」って台詞なんか、楽屋での回数含めたらどれだけ稽古しているか!
加藤 最近ようやくつかめてきたかな、って。
加納 もう終盤だけどね。大阪で花開きますか(笑)。
土屋 でもミュージカル中は、普段より仲がいい気がしますよ。やはり、団結力を高めないといけないって意識が働くみたいで。
戸田 やっぱり、仲間がいるグループならではの発想や行動が、たしかにあるんですね。
※ミュージカル「ザ・ヒットパレード」は4月5日の大阪公演をもちまして、おかげさまで無事千秋楽を迎えることができました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
INFORMATION
新番組情報
4月11日(土) スタート
「幸せの黄色い仔犬」(中京テレビ) 毎週土曜日 16:25~17:25
4月25日(土) スタート
「どれみふぁワンダーランド」(NHK-BS2)月2回(月の最後の2週の土曜日)20:00~21:00
戸田恵子 CASUAL LIVE 3@STB139!
5月6日(水) ドアオープン:17:00 ショースタート:18:30
7日(木)・8日(金) ドアオープン:18:00 ショースタート:19:30
女優・声優として順調に活動してきた戸田恵子が、「歌手 戸田恵子」として魅了した昨年秋のライブにつづき、春の公演が決定!
ステージでは「歌手 戸田恵子」がたったひとりで歌い上げます。前回同様、素晴らしいパフォーマンスも健在!
なお、5月7日(木)には謎の6人組ユニット(笑)がサプライズゲストとして出演します!!
出演:戸田恵子(vo)、千葉一樹(b)、山崎教昌(pf)、野呂尚史(ds)、 横溝礼(vln)
ゲスト:植木豪(PaniCrew)
お問い合せ│サンライズプロモーション東京
0570-00-3337 (10:00~19:00)
新グッズ情報
BG BrandとBE@RBRICKのコラボ商品
『I LOVE BG BE@RBRICK』が5月に発売になります。
つきましては5月6,7,8日のライブにて先行発売いたしますので、お早めに手に入れたい方はぜひいらしてください。
その後、web shopping magazine rumors(ルモアズ)にて販売予定です。
値段は2体セットで3000円です。