Chapter14:African JAG 写真展
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2015年5月1日

Chapter14:African JAG 写真展

African JAGの写真展を開催しました

新年 明けましておめでとうございます。

2008年も『アフリカの風』を通じてアフリカのことを少しでも知ってもらえるよう頑張っていきたいと思います。宜しくお願いします!!
さて、2008年の始まりは昨年12月1日~12月3日まで東京・代官山のUnice Cafeで行った写真展からです。
会場には、アフリカの子供たちの写真のほかに立像や布、アフリカン・アートを飾り、アフリカの空気感を演出。カフェというリラックスした空間の雰囲気を壊さないようテーブルの上にJAGの小冊子とはがきサイズの写真集を置きました。場所柄、若者が多いこともあり、出来るだけ強烈に押しつけるのではなく“何かを感じてもらう”ことを考えました。
オーダーをしてから食事が来るまでの時間、ちょっとお茶をする時間、そんな時にテーブルの上に置いてある写真集を手に取ってもらうこと、そしてアフリカの子供たちの写真を見て子供たちからのメッセージを読んでもらうこと。そこから何かが始まる……何かが変わっていく……。そんなきっかけ作りの場になれば……という思いがこめられた写真展でした。
と、いう訳で今回の『アフリカの風』は、写真展でテーブルに置かれた写真集の一部をご紹介したいと思います。

Messages from African Children・・・たった50円で救える命があります

この国では、多くの人が一日1ドル以下で暮らしています。
HIV/AIDSの人もたくさんいます。
みんな助け合って生きています。
僕たちのことを少しだけ知ってください。

私たちの両親は、AIDSで亡くなりました。
この国にはAIDS孤児が大勢います。
生まれながらにしてHIVに感染している子もたくさんいます。

私の両親もAIDSで亡くなりました。
私は、歌を歌っているときが一番幸せです。
みんなで歌を歌っていると嫌なことを忘れます。

僕たちも孤児だけどとても元気です。
いつもは、先生やボランティアの人たちが世話をしてくれます。
今日は日本からお客さんが来たのでうれしくて!!

今日は日本の人たちからお洋服をもらいました。
新しいお洋服……生まれて初めて着ました。
こんなにきれいなお洋服は着たことがありませんでした。

男の子は、強くなくてはいけない。
僕たちの両親は、もうこの世にいないから……。
だからボクが弟や妹を守ってあげなきゃいけない。

みんなサッカーが大好き。
でもボールは高くて買えないから
コンドームでボールを作って遊んでる。
コンドームのボールはよく弾むよ。

僕の村はすごく貧しいけど、こんなにきれいな湖があります。
毎日、湖で遊んでいます。ただ、住血吸虫がいるから
時々、薬を飲まなくてはなりません。

僕たちの村には、病院もないし、電話もない。
毎年、雨季になるとマラリアやコレラで大勢の人が死ぬ。
でも僕らは負けない。
生き抜かなくちゃいけないんだ。

僕の両親は元・少年兵。
10歳でゲリラにさらわれて11年間、戦場で銃をかまえていた。
……今、僕たちの暮らしは決して楽ではない。
でも友達がたくさんいて、平和な暮らしが送れることは本当にうれしい。

学校に行きたい……。
でも赤ちゃんの世話をしなくちゃいけないから
私は、学校に行くことができません。

僕の命がアトどれだけなのかは、誰にも判りません。
僕のこと……忘れないでください。


と、いうわけで今回は12月1日~3日まで開催した『African JAG 写真展』のもようを少しだけお届けしました。
JAG Project主催のものは、お金をかけずより多くの人に伝えていくことが基本です。
だってお金をかけたら支援ができなくなっちゃうからね。……なので、来年は今回の写真展で作ったものを使って多くの場所で写真展やアーティストとのコラボレーションを行おうと思っています。
“場所を提供したい!!”なんて方がいらっしゃったらぜひ、African JAGまで御連絡ください。
E-mail= african-jag@jag81.com   /  Tel= 03-3381-4072

『African JAG vol.2』のレコーディングもいよいよ始まります。……2008年のAfrican JAGは、ちょっとヤバイかも。
私は、African JAGに参加していろいろなことを知りました。確かに厳しい現実を直視するのは辛いけど、でもアフリカの子供たちの屈託のない笑顔に触れた瞬間、100倍の勇気と元気をもらい、いつも頑張れる気がします。
また、この1年半で本当に多くの人がこのProjectに賛同し、自分のできることで参加してくれるようになりました。
新しい出会い、再会もありました。そして来年は、その輪がもっともっと大きくなっていく予感がします。

2007年……本当にありがとう!!
2008年……もっともっと世界中のストリートが手をつないでいけるように、みんなで頑張りましょう!!
Peace。。。

African JAG Project/浅野典子
           
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