NEWS|用賀に“交流型空間”誕生
NEWS|300冊の写真集と300冊の建築書籍が揃う交流型空間
用賀に「アパート ギャラリー&ライブラリー」誕生
写真集や建築の書籍計600冊を手にとって楽しめるとともに、イベントスペースなどとしても活用できるあたらしい発想による空間「アパート ギャラリー&ライブラリー(APART GALLERY LIBRARY)」が9月、世田谷区にオープンした。
Text by YANAKA Tomomi
アーティストやカフェとのコラボにも期待
訪れたひとたちにアイディアと発見を、さらには表現と発信の“うつわ”として生み出された「アパート ギャラリー&ライブラリー」。「ARCHITECTURE(建築)」「PHOTOGRAPH(写真)」「ART(芸術)」「RENOVATION(リノベーション)」「TRAVEL(旅)」という5つのコンセプトの頭文字をとって名づけられた。
場所は、用賀駅や世田谷美術館にも程近い環状八号線に面した鉛筆をおもわせるような833ビルの3階。フルリノベーションにより、真一文字に貫く真っ白な14メートルもの壁が印象的な約40平方メートルの空間には、ぬくもりあるウッディな本棚を設置。「アパート ギャラリー&ライブラリー」のプロジェクトにも参加している写真家の中村風詩人さんらがセレクトした約300冊もの写真集やビジュアルブック、約300冊の建築書籍が収められた。
また1階には今年6月に誕生した企画スペース「サラダ ボウル(SALAD BOWL)」も併設。今後はアーティストやカフェなどとのコラボレーションもおこなわれる予定で、3階の展示とともに1階でイベントを開催するといった多様な使い方を楽しむこともできそうだ。
複合的な空間だからこそ、あたらしい可能性を感じさせる「アパート ギャラリー&ライブラリー」。今後は、1階のモダンで開放的な「サラダ ボウル」とともに、相互交流のスペースとして大いにその存在に期待が高まる。