EVENT|出雲大社「平成の大遷宮」でミキサカタ氏が奉納演奏
EVENT|出雲大社「平成の大遷宮」奉祝行事
ミキサカタによる演奏と、ミカド香奈子の篠笛で織り成す「華響界」
現在、出雲大社で60年に一度の平成の大遷宮がおこなわれている。これにともない、伝統的な神楽や舞踊から、カジュアルなコンサートまで、連日、奉祝行事が催されている。5月31日(金)、オウプナーズブログにも参加している音楽家・ミキサカタ氏と、篠笛奏者のミカド香奈子氏による奉納演奏「華響界」が執りおこなわれる。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
60年に一度の国民的行事
出雲大社は島根県出雲市にある神社である。国造りの神、農業神、商業神などとして信仰されている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祭神として祀っている。また、縁結びの神としても有名であり、例年、多くの人が良き出会いをもとめて、参拝に訪れている。
2013年は、出雲大社の遷宮がおこなわれる年。遷宮とは、神体を本来の場所から移して、社殿に大規模な修造をほどこし、ふたたび鎮座させる儀式である。遷座によってさらに力が増した神を参詣することで、立ち会ったものも自分の原点を見つめ直し、生まれ変わる力やあたらしい縁を授かることができるという。
多くの神社の遷宮は20年に一度おこなわれているが、出雲大社の遷宮は、なんと60年に一度。今回を逃せば、もう二度と見られないかもしれない特別な機会だ。これを祝して、さまざまな催し物が5月から年末までおこなわれる。
今回、オウプナーズとも関わりの深い音楽家のミキサカタ氏が、ハープの先祖として知られるギリシャ古典楽器「プサルタ」を用いて、篠笛奏者のミカド香奈子氏とともに奉納演奏をおこなう。「華響界」と名づけられた演目は、ミキサカタ氏の書き下ろしによるもので、倍音が豊かなプサルタと篠笛による共鳴が天まで響き渡るように、という願いが込められているという。
出雲大社「平成の大遷宮」奉祝行事
奉納演奏『華響界』
日程|5月31日(金)
時間|11:30~12:00
出演|ミキサカタ、ミカド香奈子
会場|出雲大社 荒垣内
島根県出雲市大社町杵築東195
一畑電鉄線「出雲大社前駅」より徒歩7分
出雲大社「平成の大遷宮」奉祝事業実行委員会事務局
Tel. 0853-53-8510
http://izumooyashiro-daisengu.jp/houshuku_05.html