EXHIBITION|EYE OF GYREで陶芸作家による「Ceramic Beauty」展開催
表参道 GYREのギャラリー、EYE OF GYREで開催
陶芸作家による「Ceramic Beauty」展
70年代、80年代生まれの新進気鋭の陶芸家、青木良太、芦田尚美、岡崎裕子、桑田拓郎、藤田匠平各氏による「Ceramic Beauty」展が、8月3日(金)より、表参道 GYREのギャラリー、EYE OF GYREにて開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
急接近しはじめている、陶芸の世界と現代美術、デザインの世界
陶芸の世界から、現代美術やデザインの世界から、双方向で起こっているコラボレーションのあたらしい波──コンセプチュアルでスタイリッシュな作品や、“現代美術”“ デザイン”“陶芸”の枠を超える、クラフツマンシップの技術に裏打ちされた工芸作品を打出す6名の陶芸作家たちにフォーカスした「Ceramic Beauty」展。
表現がボーダーを超え、人間の五感や精神性にあらたな形で訴えかける手法を模索する作家が、セラミックという素材に挑戦。あらたな表現と美意識の世界を開拓する挑戦者たちのアクションに期待したい。
WAO 2012 vol.1 “CRAFT meets ART”
Ceramic Beauty
会期|2012年8月3日(金)~8月26日(日)
会場|EYE OF GYRE/ GYRE 3階
東京都渋谷区神宮前5-10-1
Tel. 03-3498-6990
*8月20日は全館休館
主催|小山登美夫ギャラリー、GYRE、WAO実行委員会
GYRE
http://gyre-omotesando.com
<出展作家>
青木良太|AOKI Ryota
1978年 富山県生まれ。2002年 多治見市陶磁器意匠研究所卒業。2004年Ecole de arts decoratifts(スイス・ジュネーブ)に研修生として招かれる。現在は岐阜県土岐市を拠点に制作。テーブルウェアフェスティバル、台湾国際陶芸ビエンナーレなど、国内外でかずかずの賞を受賞。日本各地で個展を多数開催するほか、ニューヨーク、ロサンゼルスなど海外でも展覧会を開催。また若手の陶芸作家、陶芸業界の発展のために活動する組織「イケヤン☆」(http://www.ikeyan.jp/)を率いる。
http://www.ryotaaoki.com/top.html
芦田尚美|ASHIDA Naomi
1975年 京都府生まれ。京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻を卒業、2000年 同大学院美術研究科工芸専攻陶磁器を修了。現在も京都を拠点に活動。京都、東京を中心に展覧会を多数開催。2010年には「モンブラン・ヤングアーティスト・パトロネージ・イン・ジャパン」(モンブラン銀座本店、東京)にも参加。山並みをモチーフとした定番の「AMETSUCHI」シリーズの器で知られる。
http://www.ametsuchi.info/
岡崎裕子|OKAZAKI Yuko
1976年 東京都生まれ。聖心女子学院卒業。20歳のときに株式会社イッセイミヤケに入社、広報部に勤務。3年後退職し、茨城県笠間市の陶芸家・森田榮一氏に弟子入り。4年半の修行ののち、笠間市窯業指導所釉薬科/石膏科修了。28歳で帰京し、都内2ヵ所の陶芸教室に勤務。30歳で神奈川県横須賀市にて独立。32歳のときに初個展を開催し、その後、各地で個展を催している。
http://yukookazaki.com/index.html
桑田卓郎|KUWATA Takuro
1981年 広島県生まれ。2001年 京都嵯峨芸術大学短期大学部美術科陶芸コース卒業。2002年に陶芸家・財満進氏に師事、2007年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了。現在は岐阜県土岐市で制作。テーブルウェアフェスティバルなど受賞多数。日本各地で個展を開催するほか、ニューヨークでも展示。また作品はアメリカのルベル・ファミリー・コレクション、ミシガン大学美術館に収蔵される。金沢21世紀美術館で8月31日(金)まで開催の「工芸未来派」展でも展示中。
http://www.takurokuwata.com/index.html
藤田匠平|FUJITA Shohei
1968年 和歌山県生まれ。京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻を卒業、1995年 同大学院美術研究科工芸専攻陶磁器を修了。また1997年にEdinburgh College Of Art修了。現在は瀬戸内海の島を拠点に制作している。東京、京都、大阪、三重など各地で個展を多数開催。2011年には「モンブラン・ヤングアーティスト・パトロネージ・イン・ジャパン」(モンブラン銀座本店、東京)にも参加。山野千里とのユニット、フジタチサトとしても活動し、展覧会を多数開催。
http://blog.goo.ne.jp/fujitachisato