戸田恵子|『新・おみやさん』にはじまる、怒涛の春をプレイバック!
戸田恵子|ドラマ、レギュラー番組、ライブ……
『新・おみやさん』にはじまる、怒涛の春をプレイバック!
ドラマやレギュラー番組の撮影の合間に、3都市をまわるカジュアルライブを敢行。“超激ヤバ鬼スケジュール”をめまぐるしくこなした上半期を、ここで一気に振り返ります!
Text by TODA Keiko
「自分がどこに住んでいるのか、わからなくなりました(笑)」
3月初旬からテレビ朝日『新・おみやさん』の撮影が京都の太秦にてはじまり、京都府警鴨川東署刑事課新任課長の緑川みどりとして参戦してまいりました。これまで京都での単発ドラマの撮影は多々ありましたが、レギュラーで京都というのははじめてのこと。京都は大好きな土地ではあるけれど、仕事となるとこの移動距離が本当に恨めしかった(笑)。いったい何度往復したことでしょう……。
3月の京都はまだまだ寒く、撮影所内には暖房もない。スタッフさんはダウンやジャンパーを着ている状況。そんな寒さのなか、早朝から立て板に水的な(長い)台詞があることにはまいりました。というわけで、保温できる水筒を買い、暖かい飲み物を口に含んでは口が滑らかに回るようにしていました。
早朝といえばこのチームの朝はホントに早く、たとえば朝9時開始であれば8時半にはスタッフさん全員スタンバイOK! さらに主演の渡瀬恒彦さんもその時間にはお入りになる……ということは、当然私はそれよりも早く入らねば。にもかかわらず、「新・おみやさん」の撮影スタジオはメイク・衣裳などの仕度をする会館から一番離れたスタジオだったりして、毎回遅くとも朝7時には撮影所に入って仕度開始。あとはお天気に左右され、それによって京都入りするかしないか、気を揉むことが多かったですね。
ずっと京都にいればまったく問題ないのですが、東京からの通いは大変でした。レギュラー期間中はTBSスペシャルドラマ『ブラックボード』の撮影もあり、本当に新幹線の移動が激しく、自分がどこに住んでいるのか、わからなくなりました(笑)。
2時間ドラマ「刑事ガサ姫」も乞うご期待!
撮影そのものはじつに淡々と、かつスピーディに進められ、待ち時間はほとんどなく、台詞のNGなど決して出してはいけないムード満々。無駄話もできず。ただでさえ人気シリーズのレギュラー陣のなかに途中から入るというプレッシャーもあり、なにしろ緊張の連続でした。撮影はおよそ2ヵ月間、短期集中で撮り終えましたが、転校生気分は抜けず……おなじく新レギュラーになったショムニ仲間の京野ことみちゃんとも話らしい話はまったくできませんでした (笑)。
オープンしたばかりの水族館や神社など、京都にいるあいだに行きたいところがいっぱいあったのですが、そんな余裕などどこにも見当たらず……あきらめていたところ、最後の京都入りのさいに奇跡的に1日オフが! 車折神社(芸能の神様)や玉の輿神社、念願のお蕎麦屋さんに行ったり、ひさしぶりに「いづう」の鯖寿しを食べたり、友人のお店にも顔を出したりと、ダッシュで京都を満喫しました。はっきり言って、京都は遊びで行くところですね。つくづく思いました。
放送がはじまると、思いのほか緑川みどりの評判がよく、胸をなでおろしています。とはいえオンエアを観てはもっとこうすればよかった、ああすればよかったと反省するばかりでした。「新・おみやさん」撮影中にはカジュアルライブの大阪・名古屋・東京公演もあり、“超激ヤバ鬼スケジュール”のなか、なんとか乗り切りました。それもこれも皆さんのおかげです。やっぱりライブはやってよかったと心から思いました。歌にはほんと不思議な力がありますね。なんだろう、私にはなくてはならないもの。毎回、歌が大好きなんだと再確認しています。
そして中京テレビ『幸せの黄色い仔犬』は4年目に突入。4月より日曜の9:55から90分枠に引越し、リニューアルしました。ますます絶好調! そして、そして、あたらしい2時間ドラマ『刑事ガサ姫』の撮影も無事終了しました。ガサ入れ専門のニュータイプな姫野瑶子を演じています。お楽しみに!