アイテムがひとつひとつ白いプレートに載せられて、1年365日が連なる風景

去年の夏の終わりから準備をすすめてきた「365日 Charming Everyday Things」。パリでのエキシビション＆リミテッドショップが1月20日にオープンしました！

「365日 Charming Everyday Things」は、日本の日用品の良さや多様性を、国内外のひとにもっと知ってほしい、つくったひとの手の温度を親密に伝えたい――そんな素朴で切実な思いから生まれたプロジェクト。集まったアイテムは、日本人の暮らしに寄り添い、日本の知恵や技や美意識が生きていて、実用的で楽しいものばかりです。

“365日＝サンロクゴ”という名前のとおり、日めくりカレンダーに沿って1日1日セレクトされた365日分の日本の良い品、365品を国内外へ発進します。

パリの会場は、ライフスタイルショップのメルシーから徒歩5分ほどのギャラリー「バスティーユ・デザインセンター」。この建物は19世紀に建てられた元金物工場で、当時の木畳がそのままに残り、大きく吹き抜けた明るく気持ちの良い空間。会場構成は、パリを拠点に活動する建築家、田根 剛さん（DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS)によるものです。

ギャラリーに入って1階は、365の品々をじっくりと見ていただくエキシビションスペース。1日ひとつ選ばれたアイテムが、1枚1枚白いプレートに載せられて、365日が連なる風景。マルシェにずらっと広がる色とりどりの品のような、ごちそうが盛られたプレートがならぶカフェのような楽しいイメージです。

パリが終了したら、日本に戻って、青森、東京で開催！

2階はショップスペース。1階で商品とその日付をじっくりとチェックしたお客さまが、実際に手にとり吟味する真剣な姿が印象的。吹き抜けの手すり部にぐるりと設置されている棚をうまく利用して、膨大なジャンルにおよぶアイテムがならびます。

バイヤーの山田 遊さん（method）が、文房具、キッチン用品、部屋でくつろぐアイテムや、子ども用のアイテムと細やかに編集。パリの人びとは、文房具、ほうき、キッチン用品などの機能的なアイテム、そして草履や張り子の玩具など日本に昔からあるアイテム、そしてそれらをモダナイズしたものにとくに関心があるようです。

地下は、ひとつひとつの情報を受け取れるスペース。各アイテムについて、ブランドやデザイナー、メーカーの方が手書きをしたチャーミングポイントが、商品写真とともに映像で流れます。つくり手の個性が表れる手書きの文字が、商品ひとつひとつに込めたみなさんの思いを一層強くパリの人びとに伝えています。

ここではアートディレクターの服部一成さんがデザインした日めくりカレンダーも1ページずつ展示しています。気になっていた日にちのアイテムの情報をじっくりと入手していただけます。

6日間があっという間に過ぎ、パリでの第一弾が終了します。このあとは日本に戻ってすぐ、青森、東京での開催です！　
日本のみなさんにもぜひ、見て、触れて、使っていただきたいものばかり。“サンロクゴ日用品店”がお近くに出店の際は、ぜひお立ち寄りください！

「365日 Charming Everyday Things」国内開催
会場｜JR青森駅 A-Factory
青森県青森市柳川1-4-2
会期｜2012年2月9日（木）～2月15日（水）予定
時間｜9:00～20:00（最終日 ～15:00）予定
www.jre-abc.com/a-factory/

会場｜JR東京駅 エキュート東京 イキスイ
会期｜2012年2月20 日（月）～2月26日（日）予定
時間｜9:00～22:00（日曜日のみ9:00～21:00) 予定
www.ecute.jp/tokyo/

会場｜ポーラ ミュージアム アネックス
東京都中央区銀座1-7-7　ポーラ銀座ビル3F
会期｜2012年3月21日（水）～3月25日（日）
時間｜11:00～19:00（21日17:00～20:00）予定
www.pola.co.jp/m-annex/

for more information
www.365things.jp