EXHIBITION|家具モデラー宮本茂紀の椅子作品「BOSCO (ボスコ)」展示会
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2015年3月6日

EXHIBITION|家具モデラー宮本茂紀の椅子作品「BOSCO (ボスコ)」展示会

家具モデラー宮本茂紀の椅子作品

「BOSCO (ボスコ)」展示会開催

家具モデラーの第一人者 宮本茂紀氏の椅子「BOSCO」の展示会が、千葉県柏市『island ATRIUM(アイランド-アトリウム)』にて、6月8日(水)から開催。また、建築家 藤本壮介氏や、インテリアデザイナー 藤原敬介氏など、さまざまなクリエイターが参加し、BOSCOの端材を利用しあらたなモノを生み出すプロジェクト「seguente(セグエンテ)」も同時開催される。

Text by OPENERS

世界中に分布するさまざまな木々から生まれる、あたらしい価値

「BOSCO(ボスコ)」とはイタリア語で「森」という意味。家具モデラーの第一人者である宮本茂紀氏が30年以上にわたり製作をつづけている椅子「BOSCO」は、樹木がもつ表情、こめられているさまざまな物語など、「木」のもつ個性を活かすために、“同一のデザイン”というかたちで表現されつづけてきた。

宮本氏自身が「木」を知るためつくりはじめたこの椅子は、いまでは200脚あまりの習作となり、今回の展示会でセレクトされる椅子のなかには、手に入らないようなめずらしい樹種も展示される。

同時開催される「seguente(セグエンテ)」には「つぎにつづく」という意味があり、BOSCOを製作する過程で出る木の端材を利用し、あらたなモノを生み出すプロジェクト。

30年以上制作してきた「BOSCO」という作品をとおし、「木」と向き合いつづけることで得られた樹種の扱い方やクセ、魅力、そして個性を知り尽くした宮本茂紀氏とミネルバの職人と、さまざなデザイナーやアーティストがタッグを組むことで、ひとつの「木」の素材にとどまらない、あたらしい多様性をもった作品が生み出されてくる。

「セグエンテ」は、“BOSCOのつぎにつづくもの” として、多くのひとに「木」の魅力を伝えるプロジェクトの第一弾となる。

6月11日(土)には、宮本茂紀氏と参加クリエイター数名を交えたトークショーが開催される。
第1回|17:00~18:00(モデレーター:田中裕人氏/エリアデザイナー・ソシオミュゼ・デザン)
第2回|19:00~20:00(モデレーター:山峰潤也氏/東京都写真美術館 学芸員)
※各回とも申し込みが必要。定員40名・入場無料

<トークショー申し込み>
参加希望の方は、名前、参加人数、連絡先電話番号を明記の上、下記メールアドレスからご応募ください。
申込先|info@oar-design.com
担当|黒澤
発表|メールにてご連絡いたします。

参加クリエイター(50音順)|
大畑周平(アーティスト)、田中義久(アートディレクター/グラフィックデザイナー)、河田敏宏(プロダクトデザイナー)、藤本壮介(建築家)、北野賢治(家具モデラー)、藤原敬介(インテリアデザイナー)佐々木章行(プロダクトデザイナー)、参(デザインプロジェクト)、シラスノリユキ(アートディレクター/プロダクトデザイナー)、松岡智之(プロダクトデザイナー)、田中 行(建築・デザイナー)、リーフデザインパーク(デザイナー)ほか

宮本茂紀|BOSCO 02

宮本茂紀|MIYAMOTO Shigeki
1937年 東京都生まれ、静岡県育ち。家具製作会社 ミネルバ代表取締役。伝統的家具製作および修復をはじめとし、海外ブランド国産化試作開発や海外での製品化のための試作、建築家、デザイナーなどのデザインを具現、製品化のための試作などをおこなう。近年、家具業界外の異業種からもモデラーとしての依頼が増している。
主な受賞に(社)日本インテリアデザイナー協会賞受賞。グットデザイン中小企業庁長官賞受賞。厚生労働省卓越技能(現在の名工)受賞。2007年黄綬褒章授与など。

「BOSCO (ボスコ)」
開催日時|2011年6月8日(水)~6月17日(金)
時間|12:00~19:00(最終日は17:00閉館)
※6月11日(土)はトークショー開催のため、一般の方は16:00閉館
展示会場|island ATRIUM(アイランド-アトリウム)
千葉県柏市若葉町3-3
Tel. 04-7170-2404
入場無料
http://islandjapan.com/

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