ロンドン出身の姉妹で最先端のクリエイティブデュオ

ロンドン出身の姉妹で最先端のクリエイティブデュオ、グレタ コジマ ベレマシーナが、ステラ マッカートニーのスタイリングシリーズ Double Act新シリーズに登場。ハートブレイクやフェミニズムなどを主な題材とする詩人のグレタと、現在児童書の初編のイラストを手がけているアーティストのコジマが、ステラ マッカートニーの2016年夏RTWコレクションとアイウェアコレクションで彼女たち独自のスタイリングを見せてくれた。

――お2人について教えてください。出身はどこですか？どんなことをされていますか？

グレタ ベレマシーナ（以下、グレタ） 私たちはロンドンで生まれ、ハムステッド ヒース近郊で育ちました。今でもハムステッド ヒースのワイルドさに神秘性を感じます。詩人である私にとって、人と風景や景色とのふれあい方はとても重要です。映像作家としても活動していて、「Ezra Pound: The Last Cantos」 という題名で、エズラ パウンド(Ezra Pound)の90歳になる娘で詩人、翻訳家のマリー デ ラチェヴェルツ(Mary de Rachewiltz)をフィーチャーしたショートフィルムを昨年製作しました。

コジマ ベレマシーナ（以下、コジマ） 私はクリエイトすることが大好きです。ひとりひとりから作り出されるマジカルな機会が無限にあると思います。時間があれば絵を描きますし、いつも新しい題材や被写体を構想しています。現在は児童書の製作に携わっています。また、ロンドンで美術史の学位も取得中です。

――姉妹として、2人のスタイルは似ていると思いますか？それとも違いますか？

グレタ 2人とも共通してヴィンテージスタイルは大好きだと思います。コジは着こなしの想像を膨らませたり、失われた宝物を見つけることが上手だと思います。

コジマ 私は、ずっとグレタからインスピレーションを受けてきました。学校が終わるとカムデン タウン マーケット(Camden Town market)に行き、奇抜なシルバーのブーツやイブニングガウンを試着して何時間も遊んだことを覚えています。

――今回の撮影でお気に入りのルックを教えてください。

グレタ ブラック アンド ホワイトのチェック柄ポロシャツとスカートを合わせたモッドスタイル。いつでも着られてストロングに感じられるところが好きです。

コジマ 私は、機能性とフェミニンさを兼ね備えたネイビーのジャンプスーツがお気に入りです。

――洋服を2人でシェアしますか？

グレタ いつもシェアしています。時にはどれが私ので、どれがコジのか分からなくなるほど。私のを返してと言うまでずっとそのままでしょうし、戻ってきたときにいつもどこか新しい感じがするのが服をシェアする醍醐味のように思います。

コジマ グレタはレオパードプリントのクイーンなんです。素敵なパーティードレスはいつもグレタに頼っています。

――お互いのスタイルを3語で表現するとしたら？

グレタ コジのスタイルは、気まま、大胆、生意気。

コジマ グレタはオリジナル、芸術家っぽい、自立かな。

――今年の活動について聞かせてください。

グレタ 脚本と演出を担当したイギリスの公立図書館の減退を題材にした長編ドキュメンタリーが5月23日にイギリスのインディペンデントシネマで放映されます。今日におけるイギリスの図書館の動向と妥当性を見つめる内容となっています。あとは、ボーイフレンドでアーティスト兼詩人のロバート モンゴメリー(Robert Montgomery)と一緒に、New River Press （かつてロンドンに飲み水を運んでいた失われた川に因んでいます）という詩を扱う出版社を立ち上げたばかりで、7編の詩を出版することになっています。また、「Perishing Tame」をいう題のパーソナルコレクションもこの出版社から発表する予定です。

コジマ 全ての試験をやり終えて、電車でヨーロッパ旅行に行く予定です。最初の旅先は、友人達とイビザで決まっています！今後も様々なポートレートの製作や児童書のイラストを続ける予定です。また、秋にはカリフォルニアで新しいビデオプロジェクトに取り掛かる予定です。

詩人のグレタが特別に詩を書き上げた

今回のプロジェクトではグレタが特別に「The Retirement of Bees」という詩を書き上げてくれた。その模様を動画で紹介する。

Shot by Alex Franco

Greta is represented by Viva

Greta: @GrBellamacina

Cosima: @CosimaBellamacina