よりシンプルなデザインを追求した2015-16年秋冬コレクション|ithelicy
ithelicy|イザリシー
小さなディテールにこだわったつくりに注目
よりシンプルなデザインを追求した最新コレクション
“日々接するひと、モノ、コト”からクリエイティビティを得ているというデザイナー、布袋真紀子さんと赤澤幸子さんが手がけるバッグブランド「ithelicy(イザリシー)」。7シーズン目を迎える今秋冬コレクションの9月デリバリーアイテムを紹介する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
注目モデルは、クラッチバッグ「WALETCHI」
「in the policy」の略「ithelicy」をブランドネームに、スタンダードなアイテムのフォルムやディテールに装飾的な機能をくわえ、独自の感性をもつひとへ、いまを意識したスタイルを提案するイザリシー。
今シーズンは、「おなじバッグを女性が持ったとき、男性が持ったときのサイズ感やバランス感に着目して撮影しました」と語るように、着こなしにおける“バッグの存在感”をリアリティをもってアピールしている。
最新コレクションでのキーアイテムは、小ぶりで多機能なクラッチバッグ「WALETCHI」。「クラッチとウォレットを組み合わせたモデルで、カラーはブラックとナチュラルを展開しています。iPhone 6とパスポートを入れられ、さらに財布としての機能も搭載。ストラップが長いので、肩にかけることも、腕に巻くことも可能な便利なアイテムです」と説明する。
今シーズンは「素材というよりも、小さなディテールにこだわった」とのことで、たとえばWALETCHIも袋部分を革で挟み、外側からステッチが見えないようにデザインされている。
コレクションとしてのキーカラーはブラウン
イザリシーでは、今シーズンはブラックとブラウンを主体にし、よりシンプルにデザインしたコレクションを展開。肩にすっぽり収まる“ワンハンドル”というスタイルを提案する「CONIC-II」など、ブランドのポリシーである「機能が装飾としても存在している」ことがシンボリックに表現されている。
「CONIC-II」は、コンパクトながらマチがしっかりある2ウェイバッグで、上記のようにワンハンドルで使えば、アクセサリー感覚でファッショナブルに持つことがてる。
「ITA MINI-V」は、表面に細かなシボのあるシュリンクレザーを使用した2ウェイタイプのミニトートバッグで、カラーブロックが新鮮。サイドが張り出した独特なフォルムは、イザリシーの定番として人気がある。
おしゃれなバッグをデイリーユースに
シボ感のある牛革を用いた四角いフォルムの新作バッグ「MAGDA」は、フロントポケットのみならずマチ部分にもサイドポケットが備わり、小物収納に便利。週末のお出かけなどで活躍しそうだ。
肩からかけられる太めのハンドルも特徴のデイパック「ELLIP」は、ウルトラスエードとWラッセルを使用した素材使いが印象的。立体的なフォルムは見た目に軽量感を与え、デイリーに使いこなせるのが魅力だ。
WHEELIE showroom
Tel. 03-5458-7200
http://ithelicy.com/