サスティナビリティの時代に生まれたスニーカー「ナイキ スペース ヒッピー」|NIKE
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2020年2月12日

サスティナビリティの時代に生まれたスニーカー「ナイキ スペース ヒッピー」|NIKE

NIKE|ナイキ

循環性を重視した実験的なフットウェア コレクション

ナイキは、生産の過程で生まれるパーツの一部などをリサイクルしたスニーカー「ナイキ スペース ヒッピー」コレクションをリリースする。生産プロセスで素材を無駄にせず、また排出される二酸化酸素も大幅に削減した。発売は2020年夏、SNKERS及び一部ナイキ販売店でリリースされる。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

計4モデルがラインナップ

ますます関心が高まりつつある気象変動問題。ナイキは、それに対応する一歩として、ナイキ史上最低の炭素排出スコアで生産するフットウェアを生み出した。
「ナイキ スペース ヒッピー」と名付けられた本コレクションは、ナイキにとっての“宇宙ゴミ”ともいえる工場の床に廃棄された細かな素材の切れ端やスクラップをよみがえらせ、循環性を重視したアイテムが揃う。
4モデルが展開され、素材選択、生産方法から要素全てが環境に与える負荷を考慮されたものになっている。
デザインは、ナイキらしく大胆で実験的。廃棄物と取り組む新しいアイデアを考え、ゴミを美しいものに変えるというテーマが表現された。
ナイキのチーフ デザイン オフィサーであるジョン・ホークは次のように話しています。「スペース ヒッピーは、それ自体が未来からもたらされた物のようにも見えます。アバンギャルドで、とても楽観的です。スペース ヒッピーは、最小量の素材、最小量のエネルギーや炭素排出量をどうやって最大限活用して行くかを考えることです。」と語った。
またデザイナーであるノア・マーフィー=ライヘルツによると、アッパーのエンジニアード ニットは、リサイクルされたプラスティックボトル、Tシャツや糸くずを含む100パーセント再生素材を使用しているという。
クッショニングには、ウェイパーフライ 4%の製造工場のスクラップを元に、ズーム X フォームを再加工しており、これによって通常のナイキ フォームと比べて二酸化炭素の排出量がおよそ半分になっている。
ソール部分は、『クレーター フォーム』で作られており、通常のナイキ フォームにナイキ グラインド ラバーを15パーセント混ぜたものを使用。新しい素材の使用量を減らすことで、炭素排出量も削減できると同時に、ナイキ グラインドの粒が一つ一つのミッドソールで異なる素材感や、色の組み合わせを生み出している。
ナイキのサステナブル イノベーション VP のシャナ・ハナは次のように話しています。「将来、プロダクトは循環するようになると信じています。そのためには、デザイン、利用、再利用の方法や、各工程で無駄を省く方法まで、すべての工程を考えていかなくてはいけません。それがベストプラクティスを生み出す循環的思考の基本になります。」とコメントした。
スペース ヒッピー コレクション 01、02、03、ウィメンズ向けのスペース ヒッピー コレクション 04は、2020夏シーズンにSNKERS及び一部ナイキ販売店でリリースされる予定だ。
世界を取り巻く問題に、優しく優雅に取り組んでいるナイキ。今後の展開にも注目が集まる。
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