ミック・イタヤがディレクションした「BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA」最新コレクション|BEAMS LIGHTS
BEAMS LIGHTS|ビームス ライツ
ビームスとアートのあたらしい出合いから誕生したカプセルコレクション
「BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA」最新コレクション
ハトとハートとハットのマーク“ハットトリック”が飾られたポロシャツ、猫をモチーフにしたマーク“ハイヒールキャット”がキュートなワンピース……アーティスト、ミック・イタヤ氏ならではのピースフルな世界観と、旅をテーマにするレーベル「BEAMS LIGHTS(ビームス ライツ)」のテーマが見事に合致した「BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA」の2013春夏コレクションが登場した。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by BEAMS LIGHTS
メンズ5型、ウィメンズ5型のデザインをリリース
ビームスとミック・イタヤ氏の出合いは、2011年4月から5月にかけて新宿「ビームス ジャパン」のB GALLERYで開催されたミック・イタヤ展覧会『The Star's Atelier』だった。7フロアあるビームス ジャパンの全館を使った前代未聞のエキジビションは大きな話題を呼んだ。
「その試みがきっかけになって、渋谷ヒカリエ シンクス4階にある『ビームス ライツ 渋谷』カウンター裏の壁画を描かせていただき、さらに服を作りませんかとお誘いいただきました。それが、BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYAのスタートのきっかけです」とミック・イタヤ氏。今シーズンは、テキスタイルのみならずミック氏がデザイン全般を企画・監修してリリースされる。
「洋服は、身体を包むパッケージで、着たひとの個性や表現、パーソナリティが自然とにじみ出てくるもの。肌にもっとも近いもので、着ていても、着ていなくても、そのひとをあらわすもの」というミック氏。服は、アーティスティックな作品よりも、もっと個人個人にアプローチできると確信する。
“Life as a Journey”。旅をもっと楽しもう
「BEAMS LIGHTS with MIC*ITAYA」のシンボルは“ハト”。ハトをテーマにしたエキシビションを開催するほど、ミック氏が好んで用いるモチーフだ。「ハトは、世界中の広場にいて、愛と平和の旅へと誘う象徴であり、旅を安全に、保護してくれるもの。僕のグラフィックにもよく出てきて、翼を生やした友だちだと思っています」と語る。
大道芸人の手品師をイメージした“ハットトリック”や、旅先で出合う、街を道案内する猫をイメージした“ハイヒールキャット”など、旅のラッキーアイテムやキャラクターが、まだ見ぬあたらしい街・ひと・風景を連想させて、着る楽しみを倍増させてくれる。
そして、「もう一つ大切なのが、旅のイメージが広がっていく高揚感。旅立つことの自由を共有できるワードローブをつくっていきたいと思っています」とミック氏は語る。そんなカプセルコレクションにぜひ注目してほしい。