日本の歴史・文化をファッションを通じてカタチにする|REVEAL PROJECT
REVEAL PROJECT|リヴィールプロジェクト
プロジェクト第一弾は
京都手描友禅「木村染匠」とコラボレーション
タトラスのクリエイティブディレクター、坂尾正中氏が立ち上げた新ブランド「REVEAL PROJECT」。日本の伝統や歴史を、ファッションを通じて未来に紡ぐことをテーマに、アイテムを展開する。第一弾は京手描友禅を配したボンバージャケットだ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
日本のアイコンを配したシルクボンバージャケット
「REVEAL PROJECT」(リヴィールプロジェクト)は、イタリア・ミラノを拠点とするファッションブランド、TATRAS(タトラス)のクリエイティブ ディレクターである坂尾正中氏が立ち上げた新ブランドだ。
日本の歴史や文化、伝統を未来へと紡ぐことをテーマにしたファッションアイテムを展開する。プロジェクト第一弾は京手描友禅の老舗「木村染匠」とコラボレーションしたシルクボンバージャケットだ。
意匠考案・下絵・糊置き・引染・挿友禅など、約14~15の工程を経て製作される京手描友禅。刺繍や紋を含めた“染めの総合芸術”だ。ジャケットは、木村染匠が創作全般を統括することで、美しさと高い品質を併せ持つアイテムに仕上げられた。
パターンは7種類。『YUZEN on ROOSTER』(伊藤若冲の軍鶏)、『YUZEN on DRAGON』(龍)、『YUZEN on SKULL』(河鍋暁斎の髑髏と蜥蜴)、『YUZEN on PRINCESS』(姫)、『YUZEN on YUI』(熨斗)、『YUZEN on RAKUJU』(袱紗)、『YUZEN on MATSU』(影向の松)がラインナップされる。
どのパターンも日本のアイコンとなるものが選ばれ、歴史・文化を繊細に表現している。
一段目左『YUZEN on DRAGON』(龍)
一段目右『YUZEN on MATSU』(影向の松)
二段目左『YUZEN on PRINCESS』(姫)
二段目右『YUZEN on RAKUJU』(袱紗)
三段目左『YUZEN on ROOSTER』(伊藤若冲の軍鶏)
三段目右『YUZEN on SKULL』(河鍋暁斎の髑髏と蜥蜴)
四段目左『YUZEN on YUI』(熨斗)
2018年4月24日(火)に京都で開催されたプレゼンテーションには、計350名が来場し大盛況の内に幕を閉じた。坂尾正中をはじめ、木村染匠 木村信一氏、京都市長 門川大作氏が日本の伝統工芸へのそれぞれの思いを語り、伝統工芸のすばらしさを再認識できるイベントとなった。
日本の歴史や伝統をファッションを通じて未来へ紡ぐ「REVEAL PROJECT」。今後の展開から目が離せない。
REVEAL PROJECT