ISETAN MEN’S|新ブランド「Otsuka+」登場
FASHION / MEN
2015年7月24日

ISETAN MEN’S|新ブランド「Otsuka+」登場

ISETAN MEN’S|伊勢丹

日本の紳士靴の歴史と伝統を誇るシューズメーカー大塚製靴

新ブランド「Otsuka+」がデビュー

手に取ったファーストインプレッションは、足のサイズに比べて細くスマートに感じた。実際に足を入れるとすっきりフィットして、つま先の捨て寸が、全体をエレガントでシャープに見せてくれる ── 日本人の足を長く研究してきた大塚製靴が新ブランド「Otsuka+(オーツカプラス)」でもっともこだわったのは“歩き心地”。その本質から得た回答とは。

Photographs by SUZUKI ShimpeiText by KAJII Makoto (OPENERS)

ビスポークの経験が生み出した新ラスト(木型)

歩くことの本質は、踵(かかと)で地面に着いてつま先で蹴り出すこと。大塚製靴が“歩き心地”を求めるなかで大切にしたのは、踵をしっかりと安定させることと、地面を蹴り出す動きを妨げないことだった──

新ブランドのオーツカプラスは、大塚のなかで一番進化した“新ラスト”を採用。ホールド感を高めるため左右の足で微妙に異なる踵に合わせたヒールカップや、足を収めやすい内側に振った足の甲の峯(みね)の位置(下写真)など、単なる内ふまずを絞り込むフィット感とは異なる履き心地を生み出した。

さらに、今までより返りの良いグッドイヤーウェルテッドを追求。ソール部分に入っているコルクは、返りの良さと足への馴染みの良さを兼ね備えた従来とおなじ粒コルクのタイプだが、踏みつける部分にスリット(溝)を入れることで、より優れた返りを実現。

裏材には、手縫い靴やビスポークに使用する繊維質の柔らかで優れたシープ素材を採用。歩行時の摩擦感や足当たりを考慮し、見えない部分にも気を使っている。

ほどよいアンティーク加工がほどこされたカラーに注目

革は、タンナーと大塚製靴で独自のハンドクラフト用のものを共同開発。イタリア製の染料を独自の色に調合し、職人の手による仕上げとスプレー仕上げを用い、シャドー付けをして立体感を表現。繊細な色出しが魅力を高める。

ビジネスにはもちろん、週末のカジュアルやパーティにも合わせられる、上品な“顔”をもったオーツカプラス。美しいグラデーションは、気分を高めてくれる。

「Otsuka+」
http://www.otsuka-shoe.com/

伊勢丹新宿店
営業時間|10:30~20:00
東京都新宿区新宿3-14-1
Tel. 03-3352-1111(大代表)
http://www.isetan.co.jp/

ISETAN MEN’S|Otsuka+ 02

           
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