ドレスとカジュアルのハイブリッド|JOHN LOBB
SponsoredJOHN LOBB|ジョンロブ
いまを象徴するスニーカー「HOLME」
ドレスの足元に気品ある抜け感をプラス
ドレススタイルはカジュアルに、そしてカジュアルはスポーティに。いま、メンズファッションの世界は、様々な要素がハイブリッドされている。そうした背景において、マルチプレーヤーとして活躍してくれるのが、ドレス顔のスニーカーである。時代を象徴する一足としてジョンロブから「HOLME(ホルム)」が登場した。
Photographs by YAMAGUCHI Kenichi (JAMANDFIX)Text by ITO Yuji
男たちを解放へと導くスニーカー
ロンドンを歩くと、初夏でもきっちりとタイドアップしたスーツスタイルの男たちを見かけることが多い。ただ、スタイルはそれぞれ異なっており、比較的若いモダンジェントルマンは、ジャストサイズのジャケットにテーパードのかかったスリムなパンツを身に纏っている。
そして、貫録ある年配のジェントルマンは、着丈の長いジャケットにストレートに近いシルエットのトラウザースといったオーセンティックな組み合わせを好んでいることがうかがえる。
一概に、どちらが正しいとはいえないが、スーツといっても多彩なスタイルが存在しており、着こなしのバリエーションも確実に広がっている。
かつてスーツといえば、厳しいメンズファッションのルールを代表する存在だったが、足元からはソックスが消え、スニーカーを合わせることも許される時代となったのだ。
このことを否定的に見るのではなく、ドレスとカジュアルのハイブリッドを着こなしのバリエーションのひとつとして受け入れる懐の深さが、いまを生きる大人には必要なのではないだろうか。
「HOLME(ホルム)」は、ルールを知りつつも、それを柔軟に受け止め、楽しめる男にふさわしい仕上がりとなっている。
モンクストラップをカジュアルにこなす
ジョンロブの「ホルム」は、2018年の秋冬から本格的に立ち上がるモデルである。
9月にはブラウンやブラックといったカラーバリエーションも登場する予定だが、それに先行して発売されているのがネイビーのカーフとスエードをアッパーに用いた二つのモデルだ。
ブランドを代表するモデルである「WILLIAM(ウィリアム)」のカジュアルバージョンとして登場した「ホルム」は、アンスラサイトのバックルを採用したダブルモンクストラップが印象的。
そのドレッシーなアッパーに組み合わせるのは、イエローステッチを施したホワイトソール。こうしたデザインが可能なのも、靴づくりにおける王道をふまえつつも、粋や遊びを知り尽くした「ジョンロブ」ならでは。
このモデルのためにつくられた、ラスト0318を使った「ホルム」は、既存のルールに縛られない自由な男にこそふさわしい。
いたずらにハズシやインパクトを狙うのではなく、着こなしの本質を捉え、リスペクトをもったうえで“着るよろこび”を知る男。そういった大人のためのスニーカーとして「ホルム」は誕生したといえるだろう。