日本初となる路面店がオープン|BOGLIOLI
オープン記念の限定アイテムも登場
ボリオリが日本初となる路面店を東京・丸の内にオープン
2014年ミラノでの第1号店オープンによって、トータルコーディネートを提案するブランドへと進化を遂げたボリオリが、9月12日(土)に満を持して東京に路面店をオープン。ドレススタイルはもちろん、カジュアルまでボリオリの世界観を体感できるスポットが誕生した。
Text by ITO Yuji(OPENERS)
進化を続ける、あたらしいクラシコスタイル
丸の内の仲通りに面したショップでは、ブランドを代表するジャケット「ドーヴァー」をはじめ、よりエレガントな表情をもつ「ニュードーヴァー」のほか、ニットやシャツ、パンツといったクロージングのフルラインが揃う。
この路面店で出あえるのは、独自の正確な縫製とテクニックによってジャケットに“軽さ”や“心地よさ”という感覚をもたらし、さらに進化を続けるボリオリのあたらしい世界観。またオープンを記念した限定アイテムは、コートやジャケット、レザーブルゾンなども展開される。クラシコに留まらないメンズファッションの潮流を、ボリオリ 東京店で体感してほしい。
今季のボリオリは色と素材、シルエットで楽しむ
グレーやキャメルといった定番カラーをメインアイテムに使いながら、そのサイジングはコンパクトな仕上がりとなっているのが2015-16の秋冬コレクションの特徴。ジャケットは着心地をキープしながらよりシャープに、そしてボトムスはゆとりをもたせたテーパードシルエットによって、あたらしいバランス感が表現されている。
また、ベーシックなカラーパレットに、オレンジやブルーといったアクセントカラーをくわえて、60〜70年代のミラノのブルジョワジーたちが楽しんでいた、さり気ない優雅さが薫る色遣いとなっているのも見逃せない。ドレス、カジュアルともに端正ながらもリラックス感のある着こなしを楽しめるアイテムが充実している。
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ボリオリCEO ジョヴァンニ・マヌッチ氏にインタビュー
ボリオリが描く、未来のメンズファッションとは
2015年9月12日(土)、丸の内に「ボリオリ 東京店」がオープンした。日本初となる路面店のオープンを祝して、CEOのジョヴァンニ・マヌッチ氏も来日。そこで、これからの日本における展開、「BOLIOLI(ボリオリ)」というブランドが描く未来の方向性をうかがった。
Text by OPENERS
2016AWコレクションから
あらたにクリエイティブ・ディレクターを起用
――ボリオリ 東京店がオープンしましたが、このショップが担う役割とは?
日本初の路面店をオープンすることができて、とても光栄に思っています。日本はミラノのファッションや文化における感性が似ていることもあり、ブランドの世界観やフィロソフィーを活かした商品展開をする東京店はショーケースとして重要な役割を担う場所になります。
――マヌッチさんが考える、東京店の魅力を教えてください
まず、丸の内というロケーションですね。そして角という立地がとても気に入っています。日本のビジネスパートナーからのマーケティング的な意見も参考にしながら、いくつかの候補地のなかから、丸の内を選びました。その理由は、いわゆる観光客をターゲットにするのではなく、日本人の顧客との絆を深めるということを最大の目的としたからです。
また、ミラノと同じ雰囲気を感じていただくために、本店と同じ建築家を起用しました。
日本初の路面店なので、大切な日本のお客様に「BOLIOLI(ボリオリ)」が提供するブランドの世界観を心地よく体験もらえるような空間を目指しました。
――ボリオリ 東京店のデザインコンセプトは?
日本ではすでに「ボリオリ」は、ブランドとしてある程度知られていますので、誰もが入りやすいようなデザインというよりは、訪れたお客様が店舗に入った際に、よりプライベートな空間で買い物をしてもらえることを前提にデザインされています。落ち着いたサービスを提供できる、路面店ならではの特別な雰囲気を味わっていただければと思います。
――これからも路面店限定アイテムを展開する予定はありますか
日本のマーケットは独特であり、重要な市場だと考えています。路面店ならではのスペシャルなサービスを提供するという意味でも、今後もシーズンごとに日本限定のスペシャルアイテムの導入を検討していきたいですね。またアイテムもボリオリが得意とするスーツやジャケットだけではなく、カジュアルなワードローブも取り入れて、若い世代の方にもブランドを知ってもらえると嬉しいです。
――ボリオリが描く、近い未来の方向性について教えてください
ボリオリはデザイン性よりも、クオリティを重視してきたブランドです。それはこれからも変わりませんが、これまで培ってきたクラフツマンシップや伝統的なモノづくりに、クリエイティビティをプラスしていきたい。そしてクラシックな世界観に、あらたな価値を創出できるブランドへと成長させるつもりです。例えるならば、かつてジャケットといえば、構築的な縫製でつくられるのが常識だったころ、ボリオリが“アンコンジャケット”という新しいカテゴリーをつくり出したのと同じです。
その変革のキーパーソンとして、私たちはあらたなクリエイティブ・ディレクターを迎える決断をしました。そのひとには、ボリオリブランドの中核を担うポジションとして、デザイン領域に特化するだけではなく、経営陣との連携をはじめ、広告ビジュアル、マーケティング、リテイルやマーチャンダイズ、ボリオリに関するすべてを統括してもらう予定です。実際には次期コレクションからの始動となりますが、10月にはみなさんに発表したいと思っています。
ボリオリ 東京店
営業時間|11:00~20:00
東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F