MINOTAURが、アーバンライフラインのMUGを始動!
ファッションブランド"MINOTAUR"が、
アーバンライフラインの"MUG"を始動!
機能的なデザインや素材、そして着心地の良さに定評があり、音楽とファンション、そしてアートを融合させたリアルクロージング"MINOTAUR(ミノトール)"。その"MINOTAUR"が、07年よりより快適な現代生活のためのプロダクトを制作する アーバンライフ ラインの"MUG(マグ)"を始動させた。
今回はディレクターの泉 栄一さんに"MINOTAUR"と"MUG"のブランドコンセプトや素材選びなどのプロダクト、そして創造的な時間と空間を創作するコンセプトショップ『M a(マ)』に関してなど、いろいろとお話を訊いてみた。
─minotaurのブランド名の由来、ブランドコンセプトを教えてください。
ブランドコンセプトは、「その人自身のアイデンティティーのために」伝統とされる物の持つ普遍性的な要素を再認識した上での現代的な日常着として必要な機能、タフさ、着心地などのクオリティー向上のために、縫製、ディテールなど細部にいたるまで再構築し、よりハイクオリティーで革新的な物作りをもっとうに製作するアパレルライン。定番的なアイテム1つ1つはコーディネイトに取り入れられた時から、その人自身のライフスタイルに溶け込んだ愛着のある一着となる事」です。
─新ラインのブランド"MUG"を立ち上げた理由と、ブランドコンセプトを教えてください。
"MUG"とは、『Comfort designed to endure(快適な現代生活の為に)』というコンセプトで展開する、ファッションブランド"MINOTAUR"が提案するアーバンライフで必要な、プロダクトラインで『MINOTAUR URBAN GEAR』の略なんです。
服は服としてのより追求をし、プロダクトはプロダクトの物作りに集中しこだわっていくために、"MINOTAUR"とは専門分野のジャンル分けとして立ち上げました。
アウトドア、ミリタリー、ワーク、スポーツなど、さまざまな環境下で必要不可欠な道具があるように、日常で欠かせないデザインと機能を"モットー"にした、定番となるアイテムの展開をしていく予定です。デザインとつかい心地へのこだわりがともなってこそ、心身ともに快適な生活スタイルであると、考えています。
─"MUG"は、まず2種類のシューズから展開を始めましたが、なぜシューズからだったのでしょうか?また、モカシン型とテニスシューズ型、2種類のデザインコンセプト、なぜこの形にしたのかを教えてください。
洋服と音楽が好きなように、シューズも個人的にとても好きなんです。私はそれらをカルチャーとしてとらえており、とても重要な事だと考えています。
そういえば、「お洒落は、足下から」という言葉もありますしね。
─2種類(モカシン型とテニスシューズ型)のデザインコンセプト、なぜこの形にしたのかを教えてください。
まず、ブランドの基本デザイン コンセプトを一言でいうと、それは"スタンダード"なんです。
数あるスタンダードなシューズのなかで、素朴に、「いま履きたい」と思ったモノが今回はこの型でした。しかし、シューズ好きのひとりとして、過去の名品のみをベーシックとしてとらえてしまうというよりも、現在、そしてこれからのベーシックも履いていきたいと思っているので、そういったモノを製作するという志と、温故知新な意味を込めて"MUG"なりの伝統と革新の融合を表現しました。
そういったことをふまえて、モカシン型のデザインを選んだのは、クラシックと現代の融合というコンセプトで、テニスシューズ型はスポーツとラグジュアリーの融合というコンセプトで制作しました。
─モカシンの方には、ソールにビブラム社のソールを使用していますよね。
「さまざまな環境下で必要不可欠な道具があるように、日常で欠かせないデザインと機能を"モットー"にした定番となるアイテム展開」をコンセプトにかかげているように、機能としてのこだわりとして信頼を持っているビブラム社のソールを極力使用していこうと思っています。
─"MINOTAUR"は、新素材を使用するなど素材にこだわったつくりをしているように感じますが、そういった素材の選び方について教えてください。
伝統と革新のバランスが取れているものを選ぶようにしています。
─今後、OPENERSで『M a(マ)』という連載が始まりますが、その意味を教えてください。
日本語の時間と空間の”間”。人と人の間、などの「マ」を意味します。
─どのような連載にしていきたいと考えていますか?
世界中のさまざまなクリエーターとともにファッション、アート、音楽などを通じて、日常をより豊にする人や物、出来事を共有し、創造的な時間と空間を創作するコミュニケーションツールとしていきたいと考えています。
─まだ走り始めたばかりの"MUG"ですが、今後はどのようにすすめていくのでしょうか?
年齢、ジャンルなどの壁を越えたひろい視野であらたなる展開を行っていきます。
─ありがとうございました。
泉 栄一
ファッション ディレクター & DJ。
1990年からインポートファッション バイヤー兼デイレクターをつとめる傍ら、数々のイベントオーガナイズ、選曲を勢力的に行う。国内外を問わずインターナショナルな環境で培われた、ファッションカルチャーの表現の場として2003年 font co.,ltd設立後、2004年よりファッションブランド「MINOTAUR」本格始動、2005年 インポート セレクトショップ「M a shop」オープン。近年はプロダクトブランド「MUG」、フリーペーパー「M a gazine」スタート。
ドイツのサウンドユニットJAZZANOVAやKyoto Jazz Massive、青柳拓治(Kama aina)などからJacob jensen ,The North face , Stussyまで幅広いジャンルのアーティストやファッションブランドとのコンピレーション アルバムのディレクション、選曲など、これまでに多くのCDを手掛け、それらの活動は各方面から注目を集めている。
沖野好洋(Kyoto Jazz Massive / Especial records)、イタリアを代表する先鋭的なDJ & サウンドプロデューサーEnrico Crivellaro(Neroli / Archive Records)、New Yorkの アートディレクターTyler Askew(Rude)などとのcrossover soundに携わるメンバーを中心としたコミュニティーweb site「maround」展開中。
maround サイト|www.maround.com