第4回 ブランド『coffee and milk』×OPENERSコラボ完成!(1)
Wanna be coffee and milk?(1)
ポップで楽しくてハッピーな服をつくりたくて‥‥。
小沢 宏×窪 浩志(ビームス メンズ統轄部 部長 クリエイティブディレクター)
原宿のインターナショナルギャラリー ビームスの2階メンズフロアに行くと、最新モードの緊張感とテンションをもったコレクションのなかに、肩の力を抜いたようなカジュアルな服が共存している。
手にとってみると、プライスタグはマグカップ状になっていて、コースターにも使えると書いてある。
ラグジュアリー・ブランドの高級服には感じることのできないこの親密な距離感は、『coffee and milk』。小沢さんとビームスの窪さんのふたりが手がけるブランドだ。
Photo by Jamandfix
20年以上たって、機が熟した感じ
──今シーズンの『coffee and milk』のコレクションもカッコイイですね。ニットキャップ、イケてます(笑)
小沢 ありがとうございます。もう20年以上もまえのことですけど、ギャラリーがビームス原宿の2階のコーナーにあったとき、僕はスタイリストアシスタントで、ヒマさえあればギャラリーに通い詰めていました。
そこで窪さんと出会って、よく話していたんです。でも窪さんと仕事をしたのはこの『coffee and milk』がはじめてなんですよね。
窪 そうですね。2006年の春夏にプレコレクションとしてTシャツをつくってお披露目して、秋冬から本格スタートしました。
小沢 きょう、窪さんが着ているTシャツがプレコレクションのときのものです。
──服づくりはどちらから声をかけたんですか?
小沢 それは僕からです。窪さんと知り合って、やっとそういうこともできるかなと、機が熟した感じでした。これは僕なりの感覚なんですが、窪さんの普段着と、僕の普段着は、なんとなく共通性があるんですね、似てはいないんですけど。方向性が似ているというのかな。
窪 僕もそれは思いますね。おたがいちがうんだけど、なぜか気になる。小沢さんは誰よりも服が好きで、自分でお金を出して買っていて、海外のコレクションを毎シーズン実費でみに行っていて、マーケットもよく知っている。そんな彼と、プロのバイヤーとして仕事をしている僕の2人がつくる服って、どこにもない。声をかけてもらって、いいきっかけができたなと感謝しています。
小沢 窪さんとは、着ているモノとか着方は違うんですけど、匂いとかテイストとか、面白いと思っているものがちかいんです。
窪 僕的には、完全に小沢さんのファンなのかもしれないですけど(笑)。でも、本当は、僕は服づくりをしたいので、『coffee and milk』にかんしては好きなことができていますね。
──実際にはどうやってつくっているんですか?
小沢 僕が最初に窪さんにいったのは、「夏休みの自由研究みたいにやりたい」ということですね。窪さんが先生で、先生から大枠の“お題”をもらって、僕はそのお題を研究して、回答をつくってみてもらう。そういう感じがいいなと思って始めました。
窪 小沢さんは最初の発想に勢いがあるのでとてもわかりやすい。インスピレーションを大切にしてるよね。
小沢 僕はキャッチコピーとかフレーズを考える言葉遊びが好きなんですよ。今シーズンのテーマの「BLACK MOUNTAIN」も、コーヒー豆のブルーマウンテンからの発想です。
ブランド『coffee and milk』×OPENERS 完全別注コラボアイテム完成!
rumorsにて好評販売中!
『coffee and milk』の07-08秋冬コレクションのテーマは「BLACK MOUNTAIN」。
その代表的なモチーフをプラスした、オウプナーズ完全別注のフーデッドパーカを
rumorsで発売します。
限定枚数なので、どうぞお早めに!
オウプナーズ完全別注フーデットパーカ
胸元にブランドロゴのストックロゴワッペンと、今季のモチーフを描いたクライミングティームワッペンをプラス。フードのトップに『coffee and milk』のストックロゴ発泡プリントがあしらわれている。限定50枚。
¥19,950
今年4月28日に真の完成形としてグランドオープンを遂げたインターナショナルギャラリー ビームス。
インターナショナルギャラリー ビームス
渋谷区神宮前3-25-15 1F・2F・B1F
TEL.03-3470-3948 (MEN'S 2F)、03-3470-3925 (WOMEN'S 1F・B1F)
STORE HOURS 11:00~20:00
不定休