ALDENの魅力を語る(3)
Fashion
2015年5月19日

ALDENの魅力を語る(3)

ALDENとの出会いとその魅力を語る(3)

靴好きは、革好きなんですよ。コードバン(馬の尻革)が優れているのは、頑丈でかつやわらかい。
かたちの好みはスポーツカーを見るのと同じ。横から見て流線型のきれいなものがいい。

構成=梶井 誠(本誌)

#33 一日中靴を履いて生活している民族の靴

ALDEN/1990~

ユナイテッドアローズ(UA)での出張時の靴はオールデンでした。
1日8時間から10時間歩いても疲れない。こんなに重たいのに疲れない。
それはグッドイヤーウェルトの“自分の足型に沈んでいく”という特性がもたらすものです。
アタリがないというすごい靴だと思いますよ。ウェルトの出方もいいし、
ラウンドスクェアトゥの木型の良さも抜群です。
素材のコードバンは、最高級シェルコードバンを供給する「ホーウィン社」から
過去20年ほどはAグレードはすべてオールデンが買い占めるんですね。

UAでも仕様をちょっと変えたり、革をのせ替えたりした、ダブルネームのエクスクルーシブモデルは
かなり扱いました。
90年から93年ぐらいは、自分が履きたい靴をオーダーして、入荷したら買っていましたね。
オールデンとの出会いはタッセルローファーでしたが、履きやすいのは、じつはヒモ靴なんです。

当時は細いパンツに合わせて履いていたので、
いまのように70年代を意識してちょっと太くなったパンツには履けなくなりました。
ボリューム的に中途半端なんですね。

オールデンに限らず、靴の造形が好きなので、まずかたちから入ります。
あとは、製法と、製作時のグレード感をみます。試し履きは、両足を履いて。
ヒモ靴に限りますが、見映えが大きい方がカッコイイと思ったら、ワンサイズ大きめを買うこともあります。
私の持っているオールデンはサイズ8と81/2があるはずですよ。

           
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