連載・重松 理|「週刊 重松 理」第11回 ジェットコースター
名言・明言・迷言「週刊 重松 理」
第11回 ジェットコースター
ユナイテッドアローズの代表取締役社長、重松さんが実際に履いてきた靴400余の一部を紹介しながら、“いまを語る”「週刊 重松 理」。第11回で紹介するのは、重松さんがイタリアで購入したクロコダイルの「Morandi(モランディ)」。なんと一度も履いていません。その理由は?
語り=重松 理文=OPENERS写真=JAMANDFIX
一度も履いていない「Morandi」のクロコダイル
イタリアに憧れたころのベーシックなデザイン──まさに1980年代初期のオーセンティックなイタリアの靴という風貌の「Morandi(モランディ)」です。
イタリアの靴はこうあるべきと、イタリアで買ったものですが、ファッションがちょっとちがっちゃったんでしょうね。グッチのビットのクロコダイルはよく履いているんですが、これは一度も履かずに終わっています。
クロコダイルですが当時8万円ほど。いまでは貴重なエキゾチックレザーです。
コースターフリーク!
いま一番開放感を感じるのは、ストレスフリーのときですね。仕事を忘れるのが一番ですが、どこにいてもネットが繋がるのでつい仕事をしてしまいますが……(笑)。昔はひとりでぼけーっと海を見ているときなどに開放感を感じていましたが、最近では仕事のアイデアが頭に浮かんだときなどが楽しい瞬間です。
前回「東京スカイツリーがでかくていい」と言いましたが、じつは高いところはあまり得意ではありません。でも、ジェットコースターは大好きです。
仕事で全米を渡り歩いていた35歳前後、仕事のついでにアメリカ中のジェットコースターに乗りました。一番怖かったのは、カリフォルニア州ブエナパークにある遊園地「ナッツベリーファーム」の木の枠のジェットコースター。当時「クロッサス」と言ったはずです。
からだが浮いて、メガネが座席の足もとに飛びましたからね。あれは怖かった。中国にもすごいジェットコースターがあるそうですね。
ユナイテッドアローズ 東日本大震災チャリティプロジェクト
チャリティプロジェクト“MOVING ON TOGETHER!”
次週(9月19日)は「最近履いている靴」を語ります。