連載・重松 理|「週刊 重松 理」第10回 東京スカイツリー
名言・明言・迷言「週刊 重松 理」
第10回 東京スカイツリー
ユナイテッドアローズの代表取締役社長、重松さんが実際に履いてきた靴400余の一部を紹介しながら、“いまを語る”「週刊 重松 理」。第10回で紹介する靴は、ビームス時代の86年ごろによく履いていた「NEW&LINGWOOD(ニュー&リングウッド)」。来年5月22日に開業する東京スカイツリーについてお聞きしました。
語り=重松 理文=OPENERS写真=JAMANDFIX
スキンステッチが美しい、なかなかいい靴「NEW&LINGWOOD」
これは古いですね。ビームス時代の1986年ごろによく履いていた「NEW&LINGWOOD(ニュー&リングウッド)」です。ニュー&リングウッドは、ロンドンのジャーミン・ストリートに店を構えていたストアネームです。
これは、エドワードグリーンの工場でつくられていて、革のパーツとパーツを繋ぎ合わせるとき、一方から針を入れたあと、その反対側へは針を貫通させず、革の内部のみを縫いとおすという“スキンステッチ”を採用していたのは、当時、エドワードグリーンと、ニュー&リングウッドが買収した「ポールセン・スコーン(POULSEN SKONE)」だけでした。
ポールセン・スコーンも英国の靴で、アラン・フラッサーの靴をつくっていました。何足か持っていますよ。
このニュー&リングウッドはなかなかいい靴で、当時で6~7万円だったと思います。
東京スカイツリー
来年5月22日に開業する東京スカイツリーにはとても期待しています。気に入っているところ? むやみにでかいのがいい。
子どものときに東京タワーを見て“でかい”と思ったインパクトが残っていて、東京タワーの下に商業施設をつくりたいという夢がありました。東京タワーが心の支えになるんじゃないかと、勝手に思っているだけですが(笑)。
ユナイテッドアローズ 東日本大震災チャリティプロジェクト
チャリティプロジェクト“MOVING ON TOGETHER!”
次週(9月12日)は「ジェットコースター」を語ります。