Fashion
2015年5月19日
連載・重松 理|「週刊 重松 理」第2回 クロムハーツ─本気ほど強いものはない
名言・明言・迷言「週刊 重松 理」
第2回 クロムハーツ──本気ほど強いものはない
重松さんが実際に履いてきた靴400余の一部を紹介しながら、“いまを語る”「週刊 重松 理」。先週の震災復興のお話からガラッと変わって、今週はクロムハーツについて。
語り=重松 理文=OPENERS写真=JAMANDFIX
「本気でやろう、仕事じゃないんだ」
いま一番重要なキーワードは「本気」です。「本気」があって、エネルギーや才能が溢れているといえば、クロムハーツですね。彼らは、自分がつくりたいものを、自分の手でつくりたいと、本気で思っている。
クロムハーツは、リチャードが自分の目が届く範囲の、ヘッドオフィスの半径500メートル以内でメガネなどを除くほとんどの商品をつくっています。
私はクロムハーツの最初のオフィスから知っているので、あの体制は、まさにモノづくりの理想です。
日本には多くの老舗がありますが、創業者が本気でつくったものを、2代目、3代目がビジネスとして受け継いでいる。だから、時代の節々で本気を出さないと、生き残っていきません。
だから、会社で「本気でやろう、仕事じゃないんだ」とはっぱをかけています。
私たちは小売業。製造業ではないので、モノづくりをしているひとたちに敬意を表します。
ユナイテッドアローズグループ 東日本大震災チャリティプロジェクト
チャリティプロジェクト“MOVING ON TOGETHER!”
次週(7月11日)は「尊敬する人物」を語ります。