連載・重松 理|名言・明言・迷言「週刊 重松 理」スタート!
名言・明言・迷言「週刊 重松 理」スタート!
第1回 最短での復興を、みんなで考える
OPENERSスタートの2007年から21回連載したユナイテッドアローズ代表取締役社長 重松 理氏が語る、自分の400足の靴。今回から、重松さんが実際に履いてきた靴400余の一部を紹介しながら、“いまを語る”「週刊 重松 理」をスタート。タイムリーな名言、業界人注目の明言、ちょっとソフトな迷言(?)まで、語り尽くしていただきます。
語り=重松 理文=OPENERS写真=JAMANDFIX
ファッションは、心のすきまを満たすモノ
3月11日、14時46分。品川駅の新幹線ホームにいました。
奥さんが東京駅2時50分発に乗ってきて、品川で合流する予定でしたが、地震が起きて、そのまま品川駅で3時間半待っていました。
それから、東京駅まで奥さんを迎えに2時間半かかって歩いて行き、東京駅からクルマをとりに本部まで歩いて、自宅に着いたのは夜中の2時でした。
品川駅で地震を感じたときは、“とうとう地震が来た”と思いました。
ユナイテッドアローズは、震災後かなり早い段階から、経済活動を正常化して再生することをテーマに、最短での経済再生を牽引する役割を担わなければならないという思いから企業活動を進めています。
とくにファッションは、震災後の動向を見ても、モノを買うことでの癒しの効果や、心のすきまを満たすモノであることを強く感じています。
今回は、とても難しい状況に、難しいことが起きてしまったなというのが率直な感想ですが、震災後の政府の対応は皆さんが思っているのと同様で、エネルギーを感じないし、早くいまを乗り切っていくのにふさわしい内閣・組織にしてもらいたい。
今後、夏を迎えて計画停電などエネルギー事情がどうなるかがとても気がかりです。
ユナイテッドアローズグループ 東日本大震災チャリティプロジェクト
チャリティプロジェクト“MOVING ON TOGETHER!”
次週(7月4日)は「クロムハーツ──本気ほど強いものはない」を語ります。