LAMY|人気のボールペン「ラミー イコン」にあらたな6色
LAMY│ラミー
オーストリアのデザイナートリオ「EOOS」によるデザインにも注目
人気のボールペン「ラミー イコン」に6色のビビッドなカラーが仲間入り
ドイツの筆記ブランド、ラミーによる無駄をそぎ落とした存在感のあるボールペン「ラミー イコン」。これまでステンレスカラー1色のみだった人気シリーズに、あらたに6色のビビッドなカラーが「ラミー イコン カラーズ」として仲間入りを果たした。
Text by YANAKA Tomomi
ボディに入れた切り込みのグリップと、一枚板を曲げたクリップがアクセント
シンプルながらも洗練されたデザインで持つ人を引き立たせるステーショナリーブランド、ラミー。なかでも「ラミー イコン」は、無駄を極限までそぎ落としつつも個性と存在感を残したデザインが人気のシリーズだ。ボディに入れたライン状の切り込みのグリップと、一枚板を曲げたクリップがアクセントになっていたり、素材使いに工夫が凝らされていたり、細部にまで息づく使い勝手の良さとデザイン性の高さの両立がその人気の秘訣といえるだろう。
これまでステンレスの落ち着いたカラー1色のみだったが、あらたに「ラミー イコン カラーズ」としてブラック、ホワイト、スカイブルー、クリムゾン、グラスグリーン、シトロンの鮮やかな6色がお目見えした。
アートからもたらされるエキサイティングで斬新な発想
「ラミー イコン」のほかにもカジュアルなものからエレガントなものまで、“機能によってかたちづくられるデザイン”というバウハウスの思想を取り入れたボールペンや万年筆などを生み出してきたラミーは1930年に創業。ミニマルなドイツデザインを代表するブランドとして知られ、“ラミーデザイン”といわれる独創的なスタイルが生み出される背景には、身近に置かれたアートの存在が大きいといっても過言ではないだろう。
ドイツの古都ハイデルベルクの“ブラックガラス・キューブ”と呼ばれる本社内にはアート作品が多く飾られているほか、緑豊かな工場の屋上庭園にも立体アートが点在。インクの調合から金型までほぼすべての製品のパーツを自社で生産するというラミーのスタッフやデザイナーたちは、これらのアーティストの作品からエキサイティングで斬新な発想のインスピレーションを得て、あたらしいモノの見方やアイディアを発見していくのだ。
また固定観念にとらわれず、書くことが楽しくなるステーショナリーを目指してさまざまな分野のデザイナーや建築家にデザインを依頼し、開発しているのもラミーの特徴だ。「ラミー イコン」を手掛けたのは、絶妙なバウハウススタイルで家具や有名ブランドのデザインを手がけるオーストリアのデザイナートリオEOOS(イオス)。
書きやすいだけではなく、持つだけでラミーというブランドのフィロソフィを存分に語ってくれる「ラミー イコン」。元気を与えてくれそうなカラフルな新色は、自分のスタイルや気分に合わせて選んでみたい。