木村硝子店×「Luft」のコラボレーションが生んだ新作グラス登場|KIMURA GLASS
KIMURA GLASS|木村硝子店
「機能と美のバランス」にこだわったモダンなデザインワーク
デザイン事務所「Luft(ルフト)」とのコラボレーションで生まれた新作
1910年の創業以来、ハンドメイドの繊細さとオリジナリティの高いモダンなデザインにこだわってグラスをつくりつづけている木村硝子店。デザイン事務所「Luft(ルフト)」とコラボレーションした新作のウォーターグラスとテーブルソイソースを発表。さらに昨年の発表以来人気のグラス「Bello(ベッロ)」にあたらしいサイズがくわわりフルラインナップが揃った。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
木村硝子店といえば“極うすグラス”
熟練した職人の手によって吹き上げられたグラスの薄さは1mmにも満たず、非常に繊細でかぎりなくシンプルなデザイン ―― 「コンパクト」の名前で知られる“極うすグラス”は、60年ほど前から東京や京都の高級割烹で使われて以来、和食のビールグラスの定番として知られるが、木村硝子店の代名詞であるこの極うすグラスは、かつて“鶴のマーク”がほどこされ、プロペラ機の国際線ファーストクラスに乗って世界中を飛んでいたこともあるという。
オンス別に現在50種類以上を展開している極うすグラスは、長年にわたり人びとから支持されてきた製品のデザインに贈られるGOOD DESIGN AWARD 『ロングライフデザイン賞』を昨年受賞している。
今回新作を手がけたのは、竹島智子氏と真喜志奈美氏が主宰するデザイン事務所「Luft(ルフト)」(http://luftworks.jp)で、Luftはドイツ語で「空気」を意味し、空間やもののなかに、新鮮な空気、余白、間をもたせることをモットーとし、空間、家具、プロダクトまで多岐にわたるデザインを展開している。
さりげなくて、控えめで、空気のようなグラス
真喜志奈美氏が手がけたウォーターグラスは、馴染みある業務用の水のグラスが繊細に作り直された新商品で、水もビールもワインも日本酒も口当たりよく飲めるのが特徴。さり気なくて、控えめで、空気のようなグラスは、スタッキング出来るところもポイントだ。
コップや片口のように、毎日使って、洗う、醤油差し(テーブルソイソース)は、ルフトの桶田千夏子氏によるデザイン。小ぶりで手のひらにおさまるサイズ感で、卓上の料理や器の邪魔をせず、醤油の道筋が見え、切れがよいので、適量を注ぐことができる。本体も、蓋もきれいに洗える形状により、つねに新鮮な醤油を、澱みがない状態で味わえる。
“日本人の味の楽しみ方”をかんがえて生まれたグラス
食事に合わせてワイン、日本酒、お茶などさまざまな飲みものが楽しめ、テーブルシーンを豊かに彩るグラスシリーズ「Bello(ベッロ)」にも、新作の「ベッロ TL」と「ベッロ XM」がくわわり全5サイズをラインナップ。ワイングラスのあたらしい形として注目されるベッロなら、毎日の食卓のアクセントになる。
うつくしいグラスを身近な存在にし、生活をより豊かにしてくれる木村硝子店の新作グラス。さまざまなシーンで使いこなしたくなるアイテムだ。
木村硝子店
Tel. 03-3834-1781
http://www.kimuraglass.co.jp