陶芸家とのコラボレーションブランドに新シリーズ|MISHIM POTTERY CREATION
MISHIM POTTERY CREATION|ミシン ポタリー クリエーション
時代に左右されない、本質的な魅力のある器
陶芸家・新井尋詞氏とタッグを組んだ「soak」シリーズ
ひとの手と多くの時間をかけて丁寧なものづくりをつづけている「mishim(ミシン)」。そのプロダクトは子ども用の家具から日常使いのバッグやシューズ、器までと幅広い。一貫していえるのは、徹底的につくり手と向き合ってディレクションをおこない、細部にわたる配慮や美意識を宿したプロダクトが、使い手の暮らしに寄り添い、日常のなかで多くのストーリーを紡ぎ出している。「mishim」と陶芸家によるコラボレーションブランド「MISHIM POTTERY CREATION」もそのひとつ。あらたなに誕生したシリーズに注目したい。
Text by WAKABAYASHI Satsuki
ヨーロッパ的デザインと日本の釉薬の見事なかけ合わせ
「MISHIM POTTERY CREATION」では、これまでにもさまざまな作家とのシリーズを展開してきたが、このたび、陶芸家・新井尋詞氏と組み、「soak(ソーク)」というシリーズが産声を上げた。
「日々使うほどに愛着が増す器作りを目指している」という新井氏の言葉のとおり、粉引きをメインに作られた作品はどれも暮らしのなかで活躍してくれそうなものばかりだ。伝統的な日本の釉薬(ゆうやく)と技法をもちいながら、ヨーロッパ的なデザインで世代や性別、時代に左右されない魅力を醸し出していること。これは日常で愛され、使い続けられることで将来はアンティークになってほしいと願う、mishimの活動の指標とも一致する。
おなじだけど、おなじじゃない、手仕事によるかたち
新井氏は1970年・愛知県生まれの陶芸家。粉引きの器やオブジェを中心に、ひとつ一つロクロを引きながら創作をつづけている。美しい釉薬をほどこされたピッチャーやティーポット、ミルクピッチャーや、プレートのかずかずは、和とも洋ともつかないたたずまいをまとっている。マグカップもシングル、ダブルと、2サイズを用意するなど、使い手に寄り添った細部へのディレクションが息づいている。
どんな料理を盛りつけようか、どのように使おうか、次から次へとイメージが湧いてくる美しい器。日々使っていくうちに、気づいたらアンティークになっていた、この器にはそんな将来を期待させる魅力が宿っている。発売は2015年10月末の予定だ。
「soak」シリーズ
pitcher
価格|1万1000円(税抜)
teapot
価格|8800円(税抜)
single mug
価格|3800円(税抜)
double mug
価格|4100円(税抜)
H plate
価格|3100円~(税抜)
E plate
価格|2900円~(税抜)
flower vase
価格|2900円~(税抜)
milk pitcher
価格|2800円(税抜)
mishim
Tel. 03-3947-0409
http://www.mishim.com/