素材との対話から生まれた美しいランプシェード|shigeki fujishiro design
DESIGN / INTERIOR
2022年3月5日

素材との対話から生まれた美しいランプシェード|shigeki fujishiro design

shigeki fujishiro design |シゲキ フジシロ デザイン

コード長は1メートル。取り付けも簡単な引っ掛けシーリング式

家具ブランド「イデー」でキャリアをスタートさせ、2005年に独立。現在では、エルメス、カンペール、アディダス、HAYといった海外ブランドをクライアントに持ち、八面六臂の活躍を見せるプロダクトデザイナー・藤城成貴。彼が2015年にセルフプロダクトとしてリリースした「rivet lamp」にラージサイズが登場した。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

木材パルプや綿を原料に、約100年前に誕生した自然素材・バルカナイズドファイバー。藤城氏は “耐熱性や絶縁性”と “しなる”という素材の特性に着目し、照明器具のデザインに昇華。こうして生まれたのが「rivet lamp」だ。
素材を丸めてリベットで固定することでランフシェードのフォルムを形成。上部にある3本のバンドは器具で固定されており、その隙間のスペースから熱をしっかりと逃がす。素材の性質上、多少歪みが生じる場合があるが、上部の器具を緩めたり3本のバンドを組み替えることでこちらは解消される。
今回発売されたラージサイズはダイニングや作業場での使用に最適。洗練されたフォルムとそこから放たれる光が、空間を優しく彩ることだろう。カラーはブラックとグレーの二種類。

rivet lamp large

  • サイズ|Φ340 H260mm コード長1000mm
  • 価格|3万800円
  • 電球サイズ|E26 ※電球は付属しておりません
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shigeki fujishiro design
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