maruni|HIROSHIMAとミナ ペルホネンのコラボの椅子 誕生
ふしとカケラ|伊勢丹新宿店 本館にて期間限定販売
HIROSHIMAとミナ ペルホネンのコラボの椅子 誕生
プロダクトデザイナー深澤直人が手がけるHIROSHIMAアームチェアに、ファッションブランドのミナ ペルホネンがデザインしたファブリックを組み合わせた、限定バージョンの椅子が誕生。10月23日(水)~10月29日(火)まで、伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージにて開催される「ふしとカケラ MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with minä perhonen」にて、限定発売される。
Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)
リアルな感覚で等身大の暮らしがしたい
スローライフやロハスといった言葉が一般的になり、自然豊かな土地でゆったりとした時間を楽しむ人もずいぶんと多くなってきた。こうした動きは、大量生産&大量消費を促す資本主義や高速化する情報化社会へのアンチテーゼだとも言われるが、それにも増して、時流に振り回されることなく、自分に見合ったリズムで時を過ごし、リアルな感覚で等身大の暮らしがしたいという、素直な気持ちの表れではないだろうか。
こうしたニーズに答えるべく、 今年で6年目を迎える「ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK」では、「HAND MADE BY / FOR ME」をテーマとしたイベントを開催。そのメインコンテンツとなるのが、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで開催される「ふしとカケラ MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with minä perhonen」だ。
自分だけの一脚を見つけるたのしみ方
プロダクトデザイナーの深澤直人、ジャスパー・モリソンなどと、恊作を続ける家具メーカー、マルニ木工。日本の精緻な家具づくりと現代デザインの融合を目指してきた同ブランドが、不均一な自然素材の姿やプロダクトの経年変化という、これまでほとんど触れられてこなかった課題に目を向けたオリジナルプロダクトを、期間限定で発売する。
「元来、天然の恵みを受けながら豊かに育った木々に、一つとして同じものはない。私たちの顔にホクロやエクボがあるように、フシがあったり木目もそれぞれ。これまで生産効率や素材の均質化を優先するあまり、製材過程で排除されてきた個性を持つ木材にこそ、本来の自然の在り方があるのではないか」。こうした考えのもと、今回、深澤直人デザインの椅子「HIROSHIMA」に、あえてフシのある部材を使った限定バージョンを製作。
ミナ ペルホネンが手がけた座面のファブリックは、使い込んで次第に糸が擦れるとともに、素材のなかに織り込まれた別色の糸が現れ、経年変化が楽しめるという。ファブリックのバリエーションは、伊勢丹オリジナルバージョンのほか、皆川明が「カケラ」という言葉で表現する、裁断した際に出る端切れなどを使った、パッチワークバージョンが登場。同ブランドの2003年~2014年までのAWコレクションの中から、9種類のテキスタイルを厳選。一つひとつ顔が異なる椅子は、ともに過ごした時間とともに、さらに使い手だけに個性的な表情を見せる特別な一脚へと、仕上がっていくだろう。
「ふしとカケラ」
MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with minä perhonen
会期|10月23日(水)~10月29日(火)
会場|伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
東京都新宿区新宿3-14-1
Tel. 03-3352-1111(大代表)
HIROSHIMAアームチェア(張座)piece
価格|ビーチ 9万3450円、オーク 11万9700円、ウォルナット 13万200円
マルニ木工
http://www.maruni.com/jp/
NAOTO FUKASAWA DESIGN
http://www.naotofukasawa.com
ミナ ペルホネン
http://www.mina-perhonen.jp