gleam|手作りの家具ブランド「gleam 麻布店」オープン
gleam|グリーム
廃材を使った家具、初の店舗が麻布・六本木エリアに誕生
手作りの家具ブランド「gleam 麻布店」オープン
インド洋の島々で使われてきた枕木、古民家、舟、ドラム缶などの廃材を生かして、あたらしい家具や雑貨として生産する手作りの家具ブランド「gleam(グリーム)」の初の直営店が、9月末、港区元麻布にオープンした。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
長い歴史や時間の経過を感じさせる、味わい深い質感
グリームは、2008年に高谷弘志氏と宇戸恒平氏が立ち上げた“エシカル”な家具ブランド。創業から6年間はネットでの販売で全国からオーダーを受けていた。オフィスや店舗の什器として人気で、パリコレブランドの「アンリアレイジ」オフィスや、パタゴニア白馬、鎌倉店、LEE展示会などの什器としても使用された実績をもつ。
グリームが用いる素材は、インド洋の島々でさまざまなシーンで使われてきた枕木、古民家、舟、ドラム缶などで、長い歴史や時間の経過を感じさせる、あたらしい木にはない味わい深い質感が魅力。麻布店では、テーブル、椅子、スツール、ランプシェード、ラック、雑貨類、エアープランツ、書籍などを扱うが、経年された家具の風合いは、グリームだけが出せる製品となっている。
「旅する家具」というコンセプトに刷新
賑やかな麻布十番商店街から小道を入った隠れ家的なスペースにある「グリーム 麻布店」は、1970年代のクラシックなマンションの1階部分を自らで改修。シンプルな内装に、グリームの世界観と家具を取り入れることで生まれる「生活の豊かさ」を体現する空間を演出している。
また、麻布店オープンを機に、「旅する家具」というコンセプトに刷新。旅をつづけてきた素材からつくられ、はるばる届いた家具は、触れたときに自身の旅の記憶を思い出すことができる。
麻布店では、既製品の販売だけでなく、セミオーダーからフルオーダーまで、用途に応じたオリジナル家具や店舗什器が制作できるサービスも積極的におこなっている。