Design
2015年3月12日
深澤直人 / FUKASAWA NAOTO
深澤直人 / FUKASAWA NAOTO
1956年山梨県生まれ。多摩美術大学プロダクトデザイン科卒業。セイコーエプソン社入社。
89年渡米、現在のIDEO社に入社。独自の造形理論「張り」や、ディテールを突き詰めたデザインをつくり上げる。
1996年IDEOジャパン設立のために帰国。「WITHOUT THOUGHT」といったワークショップを主宰、いままでの日本にはなかったかたちでのデザインコンサルティングに取り組む。
その活動のなかから、のちのMUJIでの壁掛式CDプレーヤー、KDDIから製品化された携帯電話機INFOBAR、タカラとのプロジェクトである±0が生まれる。
すべての人と物の存在が関わる「意識の中心」、テクスチャーといった意味合いの「肌理(きめ)」という言葉は、深澤直人の一見シンプルなプロダクトをより複雑な人間の生態に結びつけるはたらきをもつ。
2003年独立。ダネーゼ、マジス、ドリアデ、アルテミデ、B&Bイタリア、ヴィトラから作品を発表。2006年にはジャスパー・モリソンとともに「スーパーノーマル」という思想にちかい活動を開始する。
またグローバルであることを、日本的なものと考え方に結びつけて具現化する深澤直人のプロダクトは、真にワールドワイドな価値観を獲得している。