新ハイブリッドシステムで大幅パワーアップ──ポルシェ、新型パナメーラにPHEVモデルを導入|Porsche
CAR / NEWS
2024年2月21日

新ハイブリッドシステムで大幅パワーアップ──ポルシェ、新型パナメーラにPHEVモデルを導入|Porsche

Porsche Panamera|ポルシェ パナメーラ

新型パナメーラに2種類のPHEVモデルが登場

ポルシェは、「パナメーラ」にプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの「パナメーラ4 E-ハイブリッド」と「パナメーラ4S E-ハイブリッド」を導入すると発表した。

Text by YANAKA Tomomi

新開発のモーターと改良型V6ツインターボを採用

2023年末に第3世代へと進化したパナメーラ。導入がアナウンスされていた2種類のPHEVモデルのスペックが明らかになった。
「パナメーラ4 E-ハイブリッド」は、新開発のモーターを採用したe-ハイブリッドシステムと改良された2.9リッターV6ツインターボガソリンエンジンを搭載。エンジン単体で最高出力224kW(304ps)、システム全体では最高出力346kW(470ps)、最大トルク650Nmを発生する。
0-100㎞/h加速は4.1秒、最高速度は280km/hを記録。電気航続距離は96㎞になるという。
一方「パナメーラ4S E-ハイブリッド」は、ドライビングダイナミクスと高回転域での持続的なパワー供給に重点を置いたモデル。
エンジンは「パナメーラ4 E-ハイブリッド」と同じ2.9リッターV6ツインターボエンジンでありながら、最高出力は260kW(353ps)まで引き上げられ、システム全体での出力は400kW(544ps)、最大トルクは750Nmを発生させる。
これにより「パナメーラ4S E-ハイブリッド」の0-100㎞/h加速は3.7秒、最高速度は290㎞/hに達するという。
先代モデルと比べ電気航続距離や充電速度などが向上し、スロットルレスポンスも改善したという、この2つのモデル。大きな効果をもたらしているのが新たなハイブリッドシステムの存在だ。
最高出力140kW(190ps)、最大トルク450Nmを発生する新開発の電気モーターは、先代よりも大幅にパワーアップ。効率的かつ重量を最適化した方法でハウジングに組み込まれ、PDKトランスミッションのオイル冷却循環へと統合されているのが特徴だ。
モーター内部のローター(回転子)がステーター(固定子)内で回転する設計により質量慣性は50%減少し、スロットルレスポンスも向上した。さらに、最大88kWまで回生可能な電気モーターが航続距離を延ばすことにも貢献している。
運転シーンでも効率化を追求。車両は常にフル電動のE-パワーモードでスタートするものの、バッテリーの充電状態が一定の値を下回ると自動的にハイブリッドオートモードに切り替わり、その時点での走行条件に応じたドライビングモードが選択されるそう。
さらに、ハイブリッドオートモードのアクティブルートガイダンスにより、前方のルートを把握することで運転戦略はより最適化し、市街地走行における電気走行距離の割合を最大化することも可能となった。
このほかにもE-ホールドモードではバッテリーの充電状態を保持し、E-チャージモードでは郊外や55㎞/h以上での走行時にエンジンがバッテリーを最大80%まで充電することで、市街地走行での効率的なハイブリッドドライブを活用できるという。
サスペンションはいずれも2バルブダンパーを備えたポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含む、アダプティブ2チャンバーエアサスペンションを標準装備。
路面の凹凸によるボディの動きを吸収するほか、最適化されたトラクションとコーナリング性能にも生かされる機能だ。
日本国内における「パナメーラ4 E-ハイブリッド」と「パナメーラ4S E-ハイブリッド」の予約受注開始日や価格、仕様などは未定。
ポルシェでは今後、4リッターV8ターボエンジンを搭載し、システム全体で最高出力500kW(680ps)、最大トルク930Nmに達するPHEV「パナメーラターボEハイブリッド」も導入予定としている。
いずれのモデルに関しても今後のポルシェからのアナウンスを待ちたい。
問い合わせ先

ポルシェ コンタクト
Tel.0120-846-911
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