61年の歴史で初となるハイブリッド911がデビューへ|Porsche
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2024年5月14日

61年の歴史で初となるハイブリッド911がデビューへ|Porsche

Porsche 911|ポルシェ 911

ハイブリッドシステムを搭載した初の911が5月28日にワールドプレミア

ポルシェは、ハイブリッドシステムを搭載した初めての「911」を日本時間の5月28日(火)22時にデジタルワールドプレミアすると発表した。

Text by YANAKA Tomomi

ニュルブルクリンクでは先代より8.7秒上回る7分16秒934を記録

ハイブリッドドライブを搭載した初の「911」がついに登場する。パフォーマンス重視のハイブリッドになると謳われ、広範な開発とさまざまなテストプログラムを経て、いよいよ披露される。
「当社のアイコンが61年の歴史の中で初めてハイブリッドドライブシステムを市販モデルの911に搭載します。この革新的なパフォーマンスハイブリッドは911をさらにダイナミックなものにします」と語るのは、911と718モデルライン担当副社長のフランク・モーザー氏。
現在、ドバイでのテストが最終段階に入っており、極寒の寒さから灼熱の暑さ、市街地から田舎道までさまざまな状況を想定して、世界中のあらゆる条件下でテストを行っているという。
また、モーザー氏は「新型911は、ドライブトレインへの負荷が高い峠道の過酷な状況でも、あるいはストップ&ゴーの多い市街地の交通環境でも、最も困難な課題を見事に克服しています。当社のエンジニアとテストドライバーは合計500万km以上の開発走行を記録しました」ともコメントする。
ハイブリッドを採用することでパフォーマンスも向上。「911」の開発において特別な意味があるという、ニュルブルクリンク北コースでのラップタイムは、先代モデルを8.7秒上回る7分16秒934を記録した。
ちなみに、このラップタイムを記録したドライバーは、ポルシェブランドのアンバサダーでプロドライバーのイェルク・ベルクマイスター氏が担当。テスト車両には標準ロードタイヤにくわえ、数世代前からオプション設定されている高速走行時のダウンフォースを高める固定式リアウィングを備えたエアロキットを装着しているという。
ベルクマイスター氏は「新しい911はサーキットでもかなり速くなりました。グリップの向上、パワーの大幅な増大、そしてパフォーマンスハイブリッドの自然なレスポンスも大きなメリットです」と語っており、アンベールされる5月28日への期待が高まる。
デジタルワールドプレミアは、ポルシェニュースルームと、YouTubeのポルシェチャンネルなどで行われ、その後はオンデマンドでの視聴も可能となる。
ポルシェニュースルーム
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