スポーツカーの遺伝子を受け継いだSUV「アストンマーティン DBX」デビュー|Aston Martin
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2019年11月22日

スポーツカーの遺伝子を受け継いだSUV「アストンマーティン DBX」デビュー|Aston Martin

Aston Martin DBX|アストンマーティン DBX

スポーツカーの遺伝子を受け継いだSUV「アストンマーティン DBX」デビュー

英アストンマーティン は11月20日、中国・北京で同ブランド初のSUVとなる「DBX」を発表。21日には、東京でも同車のジャパンプレミアイベントが開催された。

Text by HARA Akira|Photographs by Aston Martin

優れたオフロード性能とスポーツカーのパフォーマンスを融合

DBXは、2015年から開発が始まった、ラグジュアリーSUVの多用途性とスポーツカーが持つパフォーマンスを融合したSUVモデル。106年というアストンマーティン が持つ歴史の中で初めてのSUVであり、同社ではブランドを新たな高みへと引き上げるものだとした。
ウェールズのセント アサンに建設された専用施設で生産されるDBXは、全長5,039×全幅1,998×全高1,680mmで、ホイールベース3,060mmというビッグサイズ。スポーツカー開発で改良を重ねてきた接着アルミニウム構造によるSUV専用の新型プラットフォームにより、ボディは軽量かつ堅牢で、装備重量は2,245kgに抑えられたという。
エクステリアは、フロントの象徴的なDBグリル、彫刻的な曲面を描くサイドパネルとフレームレスドア、「Vantage」からインスピレーションを得たフリップ付きテールゲートなどにより、一目でアストンマーティン のクルマであることがわかるスポーティなもの。
一方のインテリアは、こちらもアストンマーティン初となる5人乗りキャビン、40:20:40の分割可倒式リアシート、広い開口部を持つ632リッターの積載スペースなど最高レベルの室内スペースを持ち、男女を関わらず幅広い乗員のニーズを満たすモデルになったという。
ブリッジタイプのセンターコンソールを持つコックピットは、12.3インチTFTスクリーンと、10.25インチTFTスクリーンの組み合わせとなる。
最高級フルグレインレザーのシートはハンドクラフトによるもので、アルカンターラ仕上げのヘッドライニングと電動ルーフブラインドなど、標準でも素材は豪華そのもの。ユーザーのニーズに合わせて、ペットパッケージやスノーパッケージなど、数多くのオプションが選択できる。
パワーユニットは、「DB11」や「Vantage」が搭載する4.0リッターV8ツインターボエンジンで、最高出力550ps、最大トルク700Nmを発生。9段ATと4輪駆動システムにより、0〜100km/h加速4.5秒、最高速度291km/hというパフォーマンスを発揮する。
足回りは、アダプティブ トリプルチャンバー エアサスペンションにより、快適な乗り心地を実現するとともに、車体の45mmの上昇と50mmの下降が可能。あらゆる地形に対応しつつ、乗降性や荷物の積載に配慮がなされている。
納車は2020年第2四半期が予定され、日本での価格は2,229万5,000円。最初の500人のオーナーには、専用のフェンダーバッジや検査プレートが装着される「1913パッケージ」が用意されるという。
Aston Martin DBX|アストンマーティン DBX
ボディ|全長 5,039 × 全幅 1,998 × 全高 1,680 mm
ホイールベース|3,060 mm
車両重量|2,245kg
前後重量配分|54:46
牽引重量|2,700kg
エンジン|3,982cc V型8気筒ツインターボ
最高出力| 405 kW(550 ps)/6,500rpm
最大トルク|700Nm /2,200-5,000 rpm
トランスミッション|9段AT
駆動方式|4WD
サスペンション前|ダブルウィッシュボーン
サスペンション後|マルチリンク
ブレーキ 前|ベンチレーテッドディスク 対向6ピストン
アルミキャリパー
ブレーキ 後|ベンチレーテッドディスク 対向スライディングピストンアルミキャリパー
タイヤサイズ前| 285/40 YR22
タイヤサイズ後| 325/35 YR22
0-100km/h加速| 4.5秒
最高速度| 291km/h
CO2排出量(NEDC複合モード)| 269g/km
価格|2,229万5,000円
問い合わせ先

アストンマーティン
ttps://www.astonmartin.com/en-us/    

                      
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