メルセデス・ベンツCLSのインフォテインメントシステムと安全装備が進化｜Mercedes Benz

Mercedes Benz CLS｜メルセデス・ベンツ CLS

メルセデス・ベンツ日本は、4ドアクーペ「CLS」の装備を一部改良し、販売を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

クーペスタイルとサルーンの快適性を融合した4ドアクーペCLS。今回の一部改良では対話型インフォテインメントシステム「MBUX（メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス）」を標準装備するとともに最新の安全運転システムにアップデートされた。

「MBUX」の最大の特徴となるのが人工知能による学習機能。「ハイ、メルセデス」をキーワードとして起動し、特定のユーザーに適応する個別対応能力が備えられている。

音声認識能力はナビゲーションシステムの目的地入力や電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げなど多くのインフォテインメント機能に加え、クライメートコントロールや各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応する。

安全運転支援システムは、Sクラスと同等の最新世代を標準装備。機能強化として、歩行者や飛び出し、右折時対向車検知機能が付いた「アクティブブレーキアシスト」が採用された。

また新たに、停車時にドアを開けようとした際、後方から障害物が迫っている場合の警告機能も取り入れられ、2km/h以上で後方から歩行者や自転車などが近づいている場合、ミラー外側にある警告表示灯が赤く点灯し、さらに乗員がドアハンドルに手を掛けた場合、音と表示で乗員に警告するという。

エンジンは2.0リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボと3.0リッター直列6気筒直噴ガソリンターボの2種類。

価格はディーゼルの「CLS 220dスポーツ」が842万円、ガソリンの「CLS 450 4MATICスポーツ」が1095万円、「メルセデスAMG CLS 53 4MATIC+」は1343万円となる。デリバリーはAMG CLSは発売時から、そのほかのモデルは2021年1月以降が予定されている。

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